ホーム > 洒落怖 > Part 1-100 > Part 21-30 > Part 29 > 犬くん 2016/04/20 115 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/02/28 06:03 10年ぐらい前のことだったかな。 お客さんがカウンターに忘れ物をしたようで 明日取りに来ると言ったけれど たまたま私が行こうとしていた営業先の近くだったので 届けることになったんです。 新宿7丁目だったかな? 地図で見ると近くなんだけれど、実際には道が入組だ ごちゃごちゃした住宅街で道に迷ってしまったんです。 立ち止まって地図で自分の居る位置を確認していると 茶色い毛のフサフサした柴犬より少し大きな犬が足にまとわりついて来たんです。 犬好きの私はキツネみたいな犬だなと思いながら 撫ぜ回していると、犬は私に「おて」をすると くるりと方向を変えて行ってしまいました。 行く犬を目で追うとえっ!? 犬は武家屋敷みたいな大きく立派な門の前まで行くと すっと消えたんです。 門に抜け穴でもあるのかと門まで行ってみると そこは有名な心霊漫画家のお屋敷でした。 犬が通り抜けられそうな穴どころか隠れられるところもありません。 消えた場所が場所だけに不思議でした。 B! LINEへ送る - Part 29, 洒落怖