ホーム > 洒落怖 > Part 1-100 > Part 31-40 > Part 34 > 小さい女の子 2016/04/25 278 名前:小学1年の話:1 投稿日:03/04/20 11:55 小学1年の頃の話です。朝、校庭の鉄棒で遊んでたら隣のクラスの 女の子が寄ってきたんですが、彼女は何故か4歳くらいの小さい女の子を 連れてるんです。私は「なんで あんな小さい子が来てんの?」と不思議に 思ってたんですけど、周りの子達は気に留める風でもなく普通に遊んでました。 それから10日間くらい、ずーっと彼女は女の子を連れて登校してたんです。 ある日、校庭の掃除があったので私がゴミ拾いをしてると、彼女がニコニコ しながら歩いてきました。何気なしに彼女の後ろを見たんですが、この日は 小さい子を連れていません。何だか すごく気になったので 「小さい子は?学校に連れてきてもいいの?先生に言ったの?」と尋ねました。 私が その言葉を言い終わったと同時くらいに彼女が こわばった顔で 「・・・それ、どんな子?」って聞いてきたんです。 私は小さい子の特徴を彼女に話しました。某幼稚園の制服を着ていて 髪型はオカッパ頭で、目が細い女の子だよって。 すると彼女が号泣し走っていっちゃったんです。私自身なんで彼女が 号泣するのか?サッパリわけが判らなくてキョトンとしてたんですけど その日の放課後、家に帰ろうと校門を出たら彼女がお母さんと一緒に やって来て「朝の話、おかあさんに もう一回してくれる?」と言ってきました。 279 名前:小学1年の話:2 投稿日:03/04/20 12:02 言われるままに 朝、話したとおりのことを彼女のお母さんに言いました。 最初はお母さんも怪訝そうな顔で私の話を聞いてたんですけど、突然 「制服に名札ついてた?」と聞いてきました。 ・・・名札、つけてました。ピンク色の星の形の名札です。でも不思議と 名前がにじんでたんです。濡れた後みたいな感じっていうんでしょうか? それを言った途端、お母さんが私に言いました。 「この子ね、妹がいたんよ。先月 幼稚園の帰りに寄り道してて川べりで 遊んでてね。一緒に遊んでた子と二人で川に落ちちゃったの。ニュースで 言ってたの、知らない?」・・・そんなこと言われても小学1年の私には 判ることじゃありませんでした。 「うーん、知らない」私は そう言って家に帰った後、自分の母に その事を 全部 話したんです。 母の言った言葉は「あのね、アンタは人の見えないものが見えるんだから あんまりベラベラ話しちゃダメだよ」 でも、妹みたいな子を連れて学校きてたんだよ~!と母に言うと、母が 怒ったように教えてくれました。 「アンタが見た子ね、川に落ちちゃったって言ったんだよね?? 一ヶ月前に**(某川名です)で子供二人が溺れて死んじゃったんだよ」 私が見たのは死んでしまった妹だったんです。 とてもお姉ちゃん子で 毎日 学校へ行く道の途中まで泣きながら お姉ちゃんを追いかけてきてた そうです。死んでも お姉ちゃんの傍にいたかったんですね。 B! LINEへ送る - Part 34, 洒落怖