ホーム > 洒落怖 > Part 1-100 > Part 41-50 > Part 40 > キツネ 2016/05/02 319 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/06/04 21:46 中学3年生だった。 受験が迫っていて、しかも希望校がボーダーラインで すがれるものがあれば何にでもすがりたい状況にいた 学校帰り伊勢の勢田川河口の泥の中に、白いものが顔を出していた 堤防を駆け下りそれを見た。 異様な顔つきのキツネの白い陶器の人形だった 目がつり上がっていて、口が邪悪そうに笑っている なぜかそれをひろってきてしまった。 タオルで泥を落とし机の奥にしまった 受験には合格した キツネの御利益だと感じたが。なんだかそれが重荷に感じて エロ本と一緒に捨てた、、、河口に 320 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/06/04 21:47 教師になって和歌山近くの学校に赴任した 子どもたちと焼き芋を作りに里山広場に出かけた 落ち葉の下に落ちていたというそれは またしても陶器のキツネだった 「庚申さんの人形もね」などといったような気がする さわれなかった。心はふるえていた 子どもはあの陶製の人形をどうしたのか 321 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/06/04 21:48 鈴鹿市に帰ってきて結婚した 5月3日に引っ越した7万5千円の借家 草ぼうぼう 5月30日にこのパソコンで仕事していた 窓の外ではみがきの音が聞こえる レースと網戸の向こうは見えないが 向こうからはこちらが見えるはず 嫁さんと思ったので声をかけるが答えない 外にでて確認するとまたあいつが 草にまみれ泥に汚れてそこにいた 嫁さんは気味悪いといいながらビンのゴミボックスに入れた あいつをどうしたものか 子どもは今8ヶ月うばう気ではないのか心配だ B! LINEへ送る - Part 40, 洒落怖