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町工場

   

666 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/07/22 01:07
京都の町工場にバイト行ってた時の事
社長夫妻と従業員が2人。バイトは新人の俺以外に一人だけ
毎日、7時から仕事でプラスチックの成型なんかやってたんだけど
死ぬほど忙しくても、5時にはぴったり終わる。そのことには俺的に
何にも考えてなかったんだけど、採用5日目くらいにどうしても時間が足りない
という事で、社長が4時ごろから金型と材料持って、近所の工場で打たしてもらう
とか言って、従業員の一人軽トラ乗って出て行った。
自分とこで作ったらいいのにとか思ってたら、5時が来て
奥さんが「はい、お疲れさん」とか言って、いつも通り終わった。
俺は「社長は帰ってきませんの?」と聞いた
奥さんは「今日は8時頃までかかるから、直帰するらしいで」
とか何とか言って、「はよあんたらも帰りや、暗なんで~」
ゆうて、(このセリフは毎日の事)俺らをとっとと追い出した。
バイトのもう一人は3時頃帰る契約の奴だったんで
普段からあんまり仲良くは無かった
で、結構無口の従業員のおっちゃんになんとなく
「忙しいんやったら、残業したらええんちゃいます?」ゆうたら
「せやから社長と○○君がやっとるやんけ」と返ってきたんで
「いや、なんでよそでやるんですか?自分とこでやったらええですやん」と更に返した
そしたら
「アホか、そんなもん怖いわ」と言われた。
で続けて「お化けなんか見たないわ」とか言って笑った。
・・・・・長くなるんで、省略
ようは、そこの工場は暗くなると時々男の幽霊が出るらしい
社長夫妻は何回か見たけど契約とかお金の事もあり出れなかった
で、明るいうちは絶対に出ないと言う事に気づき残業はやめたらしい。
俺もその話を聞いて、すぐ辞めた。
京都府南部の某町工場にて5年前の事。

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