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嫌な七五三

   

971悪意ちゃん2022/01/09(日) 11:59:53.25ID:7tN5ZQAn0
友達が体験した怖い話を一つ。 書き溜めてはいないけどそんな長い話じゃないから勘弁な。場所は北関東ってことにしとく。
僕の友達(女)が小2の時、七五三で地元のそこそこおっきな神社に行ったんだ、フォトスタジオで着物を着付けしてね。で、七五三の流れってあんまり詳しくないけど、大体神社で同じく七五三の子何人かと厄払いみたいなのして、千歳飴もらって終わりみたいな感じだと思うんだよ、ただ友達が行ったとき、だいぶ違った。
友達も他の子供と同じように、厄払いを待つ列に並んでいた、拝殿(?)へ続く細い階段で母親と手をつないで待ってたんだけど、向かいの廊下にこっちをじっとみている人がいる。若い男の人で、一目で神職だとわかる恰好をしていた。かなり離れてはいたが、ものすごい怒った顔で、こちらを睨みつけていたらしい。
彼が引っ込んだ後、かわりに巫女さんがでてきた、狭い階段に並ぶ人達を押し分け、まっすぐ友達のところまできた巫女さんは、母親に挨拶し、そこから一言二言話した後、二人を列から外し、列の先頭、本殿まで連れていき、さらにおくの社に連れていかれた。巫女さんと母が話している間、すぐに母の顔が曇り、不安そうな、訝しげな顔になったので、友達は自分が何か悪いことをしちゃったんじゃないかと不安だったらしい。

977悪意ちゃん2022/01/09(日) 15:12:33.11ID:7tN5ZQAn0
遅れて悪い。
その後友達は、本殿から少し離れた社に通されたんだ。イメージとしては、いくつかの建物がある台地があって、その中で二番目に大きい建物が七五三で本来訪れるはずだった所。一番大きいのが普段参拝する所で、友達はそのどちらでもない離れに通された、中は小さな神棚チックなものがあるだけで床は板張りだった。母は父に電話しようと、いったん建物から出た、巫女さんはそのときようやく話しかけてきた。「心配しないで、もう少ししたらお兄さんがきて、(多分厄除けみたいなこと)をするから、」 そんなことを言われてもまったく自分が置かれている状況がわからないが、とりあえずさっきの自分を睨んできた人が来るのだろうと思っていた。
数分後、案の定彼が来た。彼ともう一人おじさんもついて来ており、おじさんは友達を見て何か少し驚いたような、少なくとも何か見えているような様子で、お兄さんも何かに気付いているが冷静にしているだけのようだった。ふたりとも手には神社らしい棒に紙がついいるアレを持っていて、幼いながらに自分に何かが取り付いていて、お祓いされるんだ、と直感したらしい。二人は互いに上下関係があるような感じもせず、二人ともお酒などの道具を並べて黙々と準備をしていた。母は建物に戻るとき巫女さんに止められて縁側みたいな所で座布団に正座して待っていた。
おじさんが話かけてきた。「いまからね、すこしのあいだだけ、おじさんの言う通りにして欲しいんだ~、、、」と、要はお祓いとその注意事項を、子供に不安がられないよう嘘を交えて伝えてくれた。
まとめると。
お祓い中は
:指定の範囲から出ない
:なるべく動かない
:なんか変なのが見えても気づかないふりをする
:まじで耐えられなくなったら、目を瞑ってお腹が痛いフリをする。
というものだった。

転載元:死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?365 (5ch.net)

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