ホーム > 洒落怖 > Part 1-100 > Part 51-60 > Part 51 > 救助 2016/05/11 852 名前:救助(半年ほど前に見た夢の話) 投稿日:03/09/03 20:39 僕はある古い高層ビルの10階くらいの非常階段にいました。 そこからは隣接した8階立ての建物の屋上が見え、昼休みなのだろう、 OLがバレーボールしたり、社員がギターを演奏したりしてて、僕はそれを面白そうに見ていました。 すると突然下の階で「ドドーン!」と爆発音が起こり、黒煙が上がったんです。 「火事だ」OLたちは逃げ出し、その場は騒然。 もちろん僕も避難しないと、 と思いました。 すると、下の階から男性の声で「下の階へはもう降りられない! 上に上がって!」と聞こえました。 「ああヤバイ、、」と思いながらも 非常階段をみんなで登っていきました。 (つづく) 853 名前:救助(半年ほど前に見た夢の話) 投稿日:03/09/03 20:39 (つづき) 非常階段を登っていくと一つの部屋に出ました。 妙に機械じみた部屋で、 サイバーな雰囲気の部屋です。 そこはちょうど行列を整理するための仕切りが してあり、すでに避難して来た人たちが沢山いました。 「なるほど。ここで待機して一人づつヘリか何かで救助するんだ」と思い、 僕もある列の後ろに並びました。 前に並んでいた女の子(5歳くらいでしょうか)はその前の同い年女の子と仲がいいのか、楽しそうにしゃべっていました。 家族はいないようでしたが、混乱していたのか、何も思いませんでした。 まもなく係員が現れ、みんなに説明を始めました。 聞いてみると、どうやら一人づつカプセルに入り、それを後ろにいる人に押してもらって救助口 (シンプルな、のれんの向こうにあるらしい)から脱出するのだそうです。 救助口は隠れていてどうなっているのか分かりませんでした。 カプセルをみると恐ろしくちっぽけで、ただの プラスチックの箱(ガチャガチャカプセルが細くなっただけのような)でした。 (つづく) 854 名前:救助(半年ほど前に見た夢の話) 投稿日:03/09/03 20:40 (つづき) 次々にカプセルに入った人が後ろの人に押されて救助口に入っていきます。そして 前の女の子の友達の番になり、躊躇なく彼女は友達をカプセルに入れ、救助口へ 運んでいきます。 のれんをくぐり、彼女の友達は奥へ運ばれて行きました。 次は僕が彼女を運ぶ番です。 彼女はさっさとカプセルに入り「ニコッ」と 笑いました。 僕も笑い返し、彼女の入ったカプセルを救助口へ運びます。 (つづく) 855 名前:救助(半年ほど前に見た夢の話) 投稿日:03/09/03 20:40 (つづき) カプセルをのれんの向こうまで押すと急にスッと手から離れました。 僕は救助口がどうなってるのか不思議に思い、のれんの奥を覗いてみました。 すると、そこにはただ下に落ちる大きな穴が空いていました。 穴から下を覗くと、さっき僕が押した女の子が落ちていく所でした。 「カシャーン」と地上でカプセルは砕けました。 女の子は下にいた 係員たちに人形のように拾われ、捨てられました。 下は血だらけで 粉々になったカプセルが沢山ありました。「やっぱりね、、」と思いました。 (おわり) B! LINEへ送る - Part 51, 洒落怖