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遠藤周作先生の怖い話

   

349 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/12/11 13:05
すげえ昔にラジオでおすぎだかピーコが言っていた、
作家の故遠藤周作さんから聞いた話。

深夜、遠藤さんが高級クラブだかバーを出て、
タクシーで帰路に着こうと手を挙げた時に
顔見知りだかのホステスが方向が一緒だということで、
「先生ー!御一緒させてくださーい」ってやって来たんだって。
ほろ酔いの遠藤氏が許可すると、タクシーは2人を乗せて深夜の街を走りだした。

何かの拍子に遠藤氏が足下に小銭を落としてしまい、
前屈みでそれを拾い、拾い終わってふとバックミラーに目をやると、
タクシーの運転手の様子がちょっとおかしい。
やたらとこっちを見ている様子で、ちらちらと目が合う。
しかもその目の表情がちょっと普通じゃ無い。
(へんなやつだな・・)
そう思いながらもタクシーは走り続け、
その間ホステスと二言三言会話しているうちに
タクシーはホステスの家の近くに到着、
「ありがとうございました」って言ってホステスは降りて行ったんだって。

つづく

350 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/12/11 13:10
タクシーのドアが閉り、再び遠藤氏を乗せたタクシーが走り出した。

先ほどの運転手に目をやると、心無しか青ざめているように見える。
思いきって遠藤氏は聞いてみた、どうしたのだと。

するとその運転手、
「言おうか言わまいか迷ったんですが・・・」と前置きして、こう言った。

「先生、先程小銭を落とされましたよね。
 その時気付かれませんでしたか?
 あの女が先生の首筋に噛み付こうとしてたのを」

ぞっとした。

389 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/12/12 13:21
>>349-350
確かそれは遠藤周作の体験談ではなく、彼の書いた短編小説だったような。
タクシーで一緒になった女の人が、人に寄生してくる蜘蛛の話をしてきて、
話を聞いている真っ最中にタクシーのおっちゃんが車を荒っぽく急停止。
女が不機嫌になって車を降りてしまうと、
タクシーのおっちゃんが
・・・・・実は今、女が首に・・・・
って話だったと思った。

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