ホーム > 洒落怖 > Part 1-100 > Part 1-10 > Part 9 > あやまる女 2016/03/24 223 名前:サンビーム500 投稿日:01/12/06 20:24 私がまだ4~5歳の頃の話です。 当時家には風呂が無く、よく母親と銭湯に行っていました。 ある日銭湯の帰り道、ある公営住宅が立ち並んでいる場所を通りかかると ある家の玄関先に警官が2人居て、女性が何かを大声でまくしたてているのです。 なんだろう?と訝しんだものの、まぁ警察が居るのだから大丈夫と私たちは帰宅しました。 次の日、昨日の件の家の隣の住人が母親の知り合いらしく話を聞いてきたのでした。 それによると、昨日の女性はその住宅に越して来てまだ一週間足らずだったのですが 引っ越して三日目辺りから、寝室にしていた和室で変なことが起こりはじめたそうです。 夜中、人の気配で目を覚ました。なんだか子供が騒いでいるような気配だった。 キャッキャという子供の笑い声。同時に畳をみしみし踏む様子がハッキリわかった。 部屋には霧のようなものが漂い、その中を3人の子供がはしゃぎまわっているのだそうです。 そしてさらに母親とおぼしき女性の声が「ごめんね、ごめんね・・・」とボソボソ言っている。 目をこらしてみると、部屋の隅の方に女性が正座をしてひたすら頭を下げている・・・・ その女性がハッとしたように顔を上げ、こちらを向いたそうです。そのギラギラした目と 視線が合った瞬間、その住人は気を失ったのだそうです。 次の日、ヒドい悪夢だったと半ば強制的に思い込んだのだそうです。 しかしそれは次の日にも、さらには三日目に現われた。 そして次の日、まだ深夜でもない時間に部屋が妙に霧がかかったように霞始めた。 住人は堪らず半ば半狂乱になって警察を呼んだのでした。 後日、詳しい経緯は知らされませんでしたが、その住宅の前の住人が逮捕されたのでした。 そして立会いの元、その寝室の床下が掘り返されたところ・・・・案の定、発見されたのでした。 合計4体、バラバラだったそうです。 怖かったのは、その犯人は「家族は実家に帰した」と触れ回り、自分は一人で住み込みで働いていたのです。 私たちがいつも行っていた風呂屋でした B! LINEへ送る - Part 9, 洒落怖