ホーム > 洒落怖 > Part 1-100 > Part 11-20 > Part 14 > なんまいしゃん 2016/03/31 543 名前:なんまいしゃん 投稿日:02/06/30 00:23 これはは父親から聞いた自分が子供の頃に体験した話。 自分が3歳の時、40度以上の高熱を出したらしい。 その時、深夜11時50分頃、熱にうなされて布団に寝てた俺が突然飛び起き、 エアコンの方向を指さして、 「そこになんまいしゃんがいる」 と言いだしたらしい。 ちなみに なんまいしゃん とは、子供の頃に自分が言ってた幼児言葉で、 ナンマイダ→ナンマイさん→なんまいしゃん で、仏様を表してたみたい。 両親は、どこに居るんだ?と、その方向を見るが、何も見えない。 しかし自分はずっと 「なんまいしゃん、なんまいしゃん、なんまいしゃん」 と手を合わせて拝んでたらしい。 それが収まって10分ぐらいした頃、突然電話がなり、こんな時間に何だと取ってみると、 父親の姉から「息子が釣りに行って帰ってこない」と言う。 この時ばかりは両親はゾッとしたそうな。 すぐさま親父や親戚一同が海に行き、海上保安庁やら消防団と共に探したが、 いとこは見つからず、結局3ヶ月後、自分のいる長崎から遙か離れた四国の方に遺体が あがり、ポケットに入ってた免許証から身元が割れたらしい。どうも海流の流れに乗って そこまでいったそうだ。 余談だがどうももうすぐ死ぬ人には魚は釣れないらしいね。 いとこと共に釣りをしていた人は、たくさん釣れたが、いとこはちっとも釣れなかったらしい。 結局その人は先に帰り、魚の釣れないいとこがそのまま残ってそんな悲劇になったのだが・・・ B! LINEへ送る - Part 14, 洒落怖