ホーム > 洒落怖 > Part 1-100 > Part 11-20 > Part 20 > ひこひこさん 2016/04/06 648 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/10/16 20:40 小さいとき、年上のいとこに聞いた話です いつぐらいの話かわからない。とある大学で、夜遅くまで 学生が残っていた。尿意をもよおしてトイレに行き、戻る途 中で何かの気配を感じた。後ろをふり返ると、黒い物体が床 の上を這っている。よく見れば、戦闘服のようなものを着た 男で、下半身がなかった。 「ぎゃあ」 と叫び、学生は逃げだした。 だが、戦闘服の男は追いかけてきた。ぺたぺたと手だけで 這っているのにやたらと速い。しかも、低い声で 「ひこひこひこひこひこひこひこ…」 と意味不明なことをつぶやいている。さらに恐ろしくなった 学生は、死に物狂いで走った。 もといた部屋に戻ったときには、男の気配はもう消えてい た。 その後も、たびたび目撃されたらしい。 戦闘服の男の幽霊(?)は、その奇妙なつぶやき声にちなん で「ひこひこさん」と、呼ばれるようになった。 B! LINEへ送る - Part 20, 洒落怖