「もうすぐ出口だ!!」
「よっしゃあああああ!!!」「逃げないで・・・・逃げないで・・・・どうして逃げるの・・・・逃げるな・・・逃げるな・・・・逃げるな・・・逃げるな・・・」
「ま~るはっちん!チャランチャランチャチャチャ、チャランチャランチャチャチャ・・・まるはっち~ん、まるはっち~ん♪」
「ま~るはっちん!チャランチャランチャチャチャ、チャランチャランチャチャチャ・・・まるはっち~ん、まるはっち~ん♪」
「ま~るはっちん!チャランチャランチャチャチャ、チャランチャランチャチャチャ・・・まるはっち~ん、まるはっち~ん♪」
「逃げるな、逃げるな、逃げるな、逃げるな、逃げるな、逃げるな、逃げるな、逃げるなぁぁぁぁ・・・・」
「逃げるなぁぁぁぁ!!!!てめえらぁぁぁぁ!!!!」と耳をつんざく怒号がトンネル内に響き渡った・・・・
三人が肝をつぶして振り返ると・・・・・十m程後ろにボォッと光っている人の姿が見えた・・・・・
が・・・・・首が無かった・・・・・
「うわわわわわわっ!!!!」三人が逃げ出そうとした、その時、
ボォッと光っている人の手がすごい勢いで伸び、*田の肩をつかんだ。
後ろに引きずられてゆく*田。
「た、た、助けてくれぇぇぇぇ!!!!」
が、残りの二人はすでにトンネルの外へ走っていった後だった・・・・
*田の叫び声を聞いた二人が振り返ると・・・・・・
*田がトンネルの中へ引きずられてゆくのが見えた・・・・・
*西が懐中電灯の明かりをトンネルに向けようとすると、明かりがフッと消えてしまった。
そして、二人は見た・・・・・
ボォッと光っている人の手が*田の肩をつかんでいるのを・・・・
その「光っている人」の左手には何かがぶる下がっていた・・・・・
「う、う、う、うぎゃああああああああ!!!」二人は腰を抜かした。
人の生首だった・・・・・目と口をカッと開き、二人を見据えていた・・・・紛れも無く、*川の顔だった・・・・