ホーム > 洒落怖 > Part 1-100 > Part 1-10 > Part 7 > ホームと電車の間 2016/03/21 444 名前:ブラククロウズ 投稿日:2001/08/09(木) 17:25 …彼女が小学校低学年のとき、よく電車に乗って祖母の家へ遊びに行っていた。 その祖母に「電車に乗る時は、ホームと電車の隙間に落ちないよう気をつけなさい」とよく言われた。 いつもは優しい祖母も、その時は厳しい口調で話しかけるため、電車が来るとすぐ顔を俯けて 気をつけるクセがついてしまった。 ある日、いつものように祖母の家からの帰り、一人で地下鉄を待っていた。 電車が入ってくると、彼女はその空間を見つめはじめた。…電車が止まり、扉が開く。 慎重にホームから車両へ、俯きながら足を踏み出した瞬間。 その隙間から、逆さ向きの笑顔が見えたのだという。 それは首だけの、男性の笑顔だった。 B! LINEへ送る - Part 7, 洒落怖