ホーム > 洒落怖 > Part 1-100 > Part 1-10 > Part 9 > 体と首の関係 2016/03/24 231 名前:ペコ 投稿日:01/12/07 23:44 うちの父から聞いた話だから、私が騙されてない限りガイシュツではないと思うが… 私の父の友人に、Yさんという船乗りがいます。 そのYさんの家の近くに、また父の別の友人Kさんがいます。(会社の同僚で一人暮し) で、家も近いしと言うことで一度そのYさんとKさんと父とで飲みに行ったそうです。 もちろん、YさんとKさんは初対面です。 そこでYさんが「先日恐ろしい目にあった」という話を始めました。 数日前、Yさんが船室で寝ていると、金縛りにあったそうです。 ふと部屋の角を見上げると、そこには女の生首が浮いていたのです。 Yさんは声も出せなかったのですが、生首はニタニタ笑いながら急降下してきて、 寝ているYさんの目の前をスレスレで飛んでいき、また対角の天井の角で止まりました。 するとまたクルリと向きを変え、同じように急降下してくるのです。 それが何度も繰り返されたそうです。 たまらなくなったYさんが全身の力をこめると声が出たので、 大声をあげると、生首はスーッと消えたそうです。 続く。 232 名前:ペコ 投稿日:01/12/07 23:44 >231の続きです。 そこまで話すと、Kさんの顔色が変わりました。 おかしく思った父とYさんが話をKさんに聞くと、 Kさんも数日前に恐ろしい目にあったというのです。 (Yさんに会うまで、Kさんは自分が寝惚けたと思っていたらしい) その内容は、数日前、Kさんが夜中に目が覚めてトイレに行きたくなり、 トイレのドアを開けると、足に何かがぶつかったそうです。 何も置いていなかったはずなのに、と足元を見ると、 女の首から下の体がゴロンと横たわっていたのです。 驚いたKさんは慌てて部屋にかえり、布団を頭からかぶって震えていると、 トイレの方向から足音がしてくるのです。 足音はそのままこちらに近付いてきて、Kさんの部屋のドアを開け、入ってきました。 布団の隙間からそっと部屋の様子を見ると、案の定、首なしの女が明かにKさんを探しているのです。 Kさんはそのまま恐怖で気を失い、気が付いたら朝だったそうです。 その後、YさんとKさんにそれぞれの話の正確な日付けを聞くと、 二人が恐ろしい目にあった日は全く同じだったそうです。 ちなみにKさんは必死で父に頼みこみ、その日はウチに泊まりに来ました…。 (その時はウチの家族は事情を聞かされていなかったけど) よっぽど怖かったんだろうなぁ… B! LINEへ送る - Part 9, 洒落怖