現在も住んでいるアパートで起こった話。
まだ外がほんのり明るくなり始めた頃、
私は「ガチャガチャ」という、ドアノブを回す音で目覚めました。
しばらくじっとしていましたが、何も起こらなかったので
「何だ、気のせいか…」と思い布団をかぶって寝直す事にしました。
うとうとし始めた時、みし、みし、みし と足音が。
私は一人暮らし。誰かがいるはずがないのです。
それは玄関の方から台所を通り、私のいる部屋の手前で止まりました。
そこから入ってくる気配はなく、じっと佇んでいる感じ。
その時の私は怖い、というより、とにかくその正体を見たくなくて、
必死で目をつぶっていたのを覚えています。
そして朝。出勤のため、家を出る時。
「そういや今朝のは夢だったか?やーな感じー」
などと言いながらドアノブに手をかけると、なんとカギが開いていた…!
単なる偶然の一致でしょうか?
しかし私も女の一人暮らしですから、カギをかけ忘れるなんて事は
まずありえないんですけど。
でもこの場合、幽霊だったらまだいいが、
生身の人間が侵入して来たのだとしたら…?と考えたら
死ぬほどシャレになんねー!とゾッとしたのでありました。
まあ、私は「あれは夢で偶然だった」と自分に言い聞かせてますけどね(w