ホーム > 洒落怖 > Part 1-100 > Part 21-30 > Part 22 > 天国で 2016/04/08 600 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/11/26 18:56 昔、栃木にいたころのはなし。 両毛線という単線があって山前という駅と小俣という駅の間に 川があってカーブの鉄橋があったんだ。子供だから時刻表なんて知らないわけ、 ひとり小児麻痺の子がいてさ、いつも一緒に遊んでていつものように鉄橋を渡ったんだ。 本当にいつも怖くてさ、でも本当に列車が来たんだよ。 渡りきっていた俺たちは後ろを見て固まったさ。 今でも思い出すよその列車の汽笛とブレーキの音。 怖くてみんなで逃げ返ったさ、俺なんか何時間も押入れに隠れてたよ。 そして、そいつの母さんがうちに来たんだ、鬼のような能面のような 顔だった。「○○ちゃんいつもいっしょに遊んでくれてありがとう」 「○○ちゃんは天国で新しい足をもらってみんなより早く走ってるよ、きっと。」 忘れられないな、あの時の顔。 最後の母親のコメントが怖いね、知っていたんだよね。 B! LINEへ送る - Part 22, 洒落怖