ホーム > 洒落怖 > Part 1-100 > Part 11-20 > Part 20 > 彫刻刀 2016/04/06 612 名前:恐怖の語り部 投稿日:02/10/16 01:00 ある小学校の図工の時間。 Sくんは真剣になって版画の仕上げに取り掛かっていた。 いつもSくんをいじめていたRくんは、 Sくんを脅かそうと、2本の彫刻刀を両手に持ち、 真剣に作業をするSくんの後ろに忍び寄った。 (頭の上からいきなり2本の彫刻刀を落として、 Sの版画に突き立ててやろう) いきなり頭のうえから2本の彫刻刀が落ちてきて、 作りかけの版画に突き刺さる。 613 名前:恐怖の語り部 投稿日:02/10/16 01:01 Rくんは、驚くSくんの姿を思い浮かべてほくそえんだ。 (あいつ泣くかもしれねぇな。まじでおもしろそうだ) Rくんは2本の彫刻刀を両手に持ち、 静かにSくんの頭の上へともっていった。 Sくんはまだきづいていない。 ・・・と、そのときだった。 Sくんは何かの気配に気づき、 よりによって真上に顔を向けたのだ。 614 名前:恐怖の語り部 投稿日:02/10/16 01:01 グサ!! 「ぎゃーーーーーーー!!!」 Sくんの悲鳴が教室中に響きわたった。 その後、血の海と化した教室は大騒ぎになり、 Sくんは救急車で運ばれていった。 Sくんが入院してから2週間が経過した。 615 名前:恐怖の語り部 投稿日:02/10/16 01:02 ガラガラッ! 突然、授業中の教室のドアが開いた。 Sくんだった。 Sくんは絵に描いたような笑顔でそこにたっている。 漫画のような笑顔だ。 そうちょうどこんな具合に・・・。 (⌒_⌒) RくんがSくんの目に突き刺してしまった彫刻刀は、 2本とも丸刀だったという・・・。 この恐ろしい話を読んで眠れなくなってしまったかた・・・ 申し訳ありません。 B! LINEへ送る - Part 20, 洒落怖 学校