ホーム > 洒落怖 > Part 1-100 > Part 11-20 > Part 16 > 押し入れの隙間 2016/04/02 924 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/08/17 21:24 引っ越しした友達ん家で寝てたら、夜中に部屋の隅でガサゴソ音が・・・ 隣のベッドで友達は寝てるし、何?と思って目をこらしたら、 なんかぼんやりとした影みたいのがある。 気のせいか思ってまた寝っ転がった。 したらまた、ガサゴソっちゅー音が聞こえてくるんだ。 今度は入り口近くの、押し入れのほう。 距離的には3メートルくらいなんだけど、なぜか音はよく響いてる。 びびりながら押し入れ見てたら、なんかカリッ、カリッって音が・・・ やべー、やべー、とっとと寝よう思うんだけど、目は押し入れに釘付け。 見えるんだよ、押し入れの隙間から、目玉みたいのが。 で、その横・・・襖の隅に白い指が並んでる。んで、カリッ、カリッっていう音。 襖を開けようとしてるとしか思えない。 もういい、何かの見間違いだ、それか猫! 強引にそう思いこんで布団をかぶった。 猫に指なんかねーよ、とびびりながら自分に突っ込みつつ カリッ、カリッっという音は、自分が眠るまでずっと聞こえていた・・・ 朝起きたら、開口一番に友達が「お前ゆうべ、何か見たろ」だって。 「このアパートって、あと何年かで取り壊されるらしいんだよな。 そんな古い建築ってわけでもねーのにさ、こりゃいわくアリだべ? んでお前がさ、頭から毛布かぶって寝てたとき、お前の足首を ぼやっとした白い手みたいのがつかんでてさ、寝るに寝れなかったぜ」 まじで背中に寒気が走った。 B! LINEへ送る - Part 16, 洒落怖