ホーム > 洒落怖 > Part 1-100 > Part 1-10 > Part 7 > 映画監督の話 2016/03/21 968 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:01/09/05 03:35 ID:MboWOdYo 映画監督の話 深夜のTV番組(関西のみ?)で、その日の企画は怪談だったのですが その話の中の一つに映画監督の H 氏にまつわる話がありました。 ある時、H氏はスランプに陥っていました。 幾ら悩んでも、全く次回作のアイディアが 浮かんできませんでした。 そんな中、自分宛てのファンレターの中に一つだけ目にとまった物がありました その内容は、 “ホテル(H氏の泊まっている)から、こういう道順に進んでいけば石畳に出るから その先にいる子供の後に着いていけば、貴方の映画は完成する”といったものでした。 969 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:01/09/05 03:36 ID:MboWOdYo H氏は、その手紙の指示に従いました。 すると、その手紙通り、石畳があり、その先には子供もいました。 子供は奥のアパート(?)の一室に入っていきました。 中に入るのに戸惑ったH氏は、窓の隙間からその部屋をのそいてみました。 そこには、子供の姿は無く、バスローブを着た女性が髪をとかしていました。 暫くすると その女性の後ろから、黒い影が現れ刃物で、その女性に襲い掛かりました。 それを見ていたH氏は、急いで警察に連絡して、駆けつけた警官と共に部屋にはいりました。 しかし、部屋の中には誰もいなく、争った跡もありませんでした。 警官は、H氏に「映画の制作で疲れている所為で、何か見間違えたんじゃないですか?」 と言いその場を去っていきました。 970 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:01/09/05 03:38 ID:MboWOdYo 数ヶ月後、H氏の映画は無事完成し、それは見事大ヒットしました。 その映画のヒットを祝うパーティーの最中にH氏宛てのプレゼントが、彼の元に届きました。 何だろうと思い開けてみると、それは一本の映画のフィルムでした。 早速、私に対する挑戦か? とその場にいた人達と 一緒にそれを見てみました。 そこにはH氏の姿が映っていました。 こんな映画に出た覚えはないぞと思いながら見ていると 「はっ」と気がつきました。 「これは、ひょっとして数ヶ月前の・・・・そうか まんまと騙されたという事か」 この事をみんなに話し 「監督の私が撮られている事に気がつかないとは」とみんなで笑っていた時、 H氏に電話がかかってきました。 「はい、Hですが」、 「こちら***警察ですが、実はあの後、例のアパートを調べた結果 、 あの部屋の床下から 身元不明の女性の白骨死体が出たのですが・・・・・」 B! LINEへ送る - Part 7, 洒落怖