855本当にあった怖い名無し2022/04/10(日) 08:25:37.95ID:hYOaPwe40
転載元:死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?367 (5ch.net
叔母からずいぶん前に聞いた話なんだけど定期的に思い出してしまう
誰かに話したらそういうのが減ると聞いたので書いてみる
良かったらだれかもらって欲しい
まだ従兄が小学生だった頃、叔母には一つの悩みがあった
それは従兄が通っている通学路にある横断歩道のことだった
叔母はその横断歩道でいつ事故が起きてもおかしくないと思っていた
その横断歩道は地元民しか使わない道路にあり見通しが悪いわけではなかった
むしろ見通しが良いからこそ、ドライバーはスピードを出し歩行者は注意を怠った
すんでのところで事故にならなかった場面を叔母は何度となく目撃していた
朝は集団登校なので保護者が当番制で見守っていたがバラバラに帰ってくる下校時までは手が回らなかった
学校や市役所にその危険性を訴えても反応が悪く動いてくれる気配がなかった
そこで叔母はママ友の一人と一計を案じた
その横断歩道に、事故現場にある献花を真似て、花束を置いておいた
効果はてきめんで、車は積極的に止まるようになり歩行者もしつこいくらい左右確認をするようになった
叔母はママ友と密に祝杯を挙げた
それも束の間、すぐに異変が起きた
横断歩道で頭が痛いと蹲る小学生が多発した
それを理由に登校拒否する子まで出た
事態を重く見た学校側はすぐに動いてかなり遠回りになるが歩道橋を通る通学路を再指定した
子供も保護者も誰一人反対する者はいなかった
叔母は誰にも見られないように早朝、横断歩道に向かい花束を回収しようとしたが
叔母の置いた花束はすでに無く、一回り大きな別の花束が置かれていたので手ぶらで帰った
共犯であるママ友にも確認したが全く心当たりがないといった
それから叔母はその横断歩道に近づかないようになった
誰かに話したらそういうのが減ると聞いたので書いてみる
良かったらだれかもらって欲しい
まだ従兄が小学生だった頃、叔母には一つの悩みがあった
それは従兄が通っている通学路にある横断歩道のことだった
叔母はその横断歩道でいつ事故が起きてもおかしくないと思っていた
その横断歩道は地元民しか使わない道路にあり見通しが悪いわけではなかった
むしろ見通しが良いからこそ、ドライバーはスピードを出し歩行者は注意を怠った
すんでのところで事故にならなかった場面を叔母は何度となく目撃していた
朝は集団登校なので保護者が当番制で見守っていたがバラバラに帰ってくる下校時までは手が回らなかった
学校や市役所にその危険性を訴えても反応が悪く動いてくれる気配がなかった
そこで叔母はママ友の一人と一計を案じた
その横断歩道に、事故現場にある献花を真似て、花束を置いておいた
効果はてきめんで、車は積極的に止まるようになり歩行者もしつこいくらい左右確認をするようになった
叔母はママ友と密に祝杯を挙げた
それも束の間、すぐに異変が起きた
横断歩道で頭が痛いと蹲る小学生が多発した
それを理由に登校拒否する子まで出た
事態を重く見た学校側はすぐに動いてかなり遠回りになるが歩道橋を通る通学路を再指定した
子供も保護者も誰一人反対する者はいなかった
叔母は誰にも見られないように早朝、横断歩道に向かい花束を回収しようとしたが
叔母の置いた花束はすでに無く、一回り大きな別の花束が置かれていたので手ぶらで帰った
共犯であるママ友にも確認したが全く心当たりがないといった
それから叔母はその横断歩道に近づかないようになった
3か月後くらい
叔父が珍しく叔母に相談を持ち掛けてきた
叔父は叔母とは正反対で大のオカルト嫌い
怖いのではなくて嫌い、そういう話もそういう話をする人も嫌いで全く信じていない人
だから花束の件も叔母は叔父に話していない
叔父は地元で運送業を営んでいた
社長と言えば聞こえはいいけど
実際は大手の運送業者の下請けで従業員は10人ほどで自分自身も運転手をしていた
その頃、叔母は叔父が疲れていたのは知っていたけど繁忙期だからだろうと思っていた
叔父はその日従業員のまとめ役であるキタさんからあるお願いをされた
従業員全員で出し合ったのでこの金でお祓いをしてほしいと頭を下げられた
叔父のオカルト嫌いは従業員にも有名で、それを承知で頼んできた
一回り年上のキタさんがそれほどするということはそれほど深刻な事態なのだろう
叔父はそれを無下に断るほど頑なな人ではなかった
だがそのお祓いをしてほしいという場所を聞いてがっくりした
それは家の近所の横断歩道でいつも献花が置かれている場所
叔父もその場所を一日に何度も通るのだがそこを通るたびに神経が擦り減る
どうしてか分からないが何かが飛び出してくる予感というよりなぜだか既視感に近いものを感じてしまう
徐行して通り過ぎるのだが、その後も何かいるのでないかとサイドミラーで毎度も確認してしまう
気のせいだと思おうとしていたが他のドライバーを皆同じように感じていたのだと思うととても疲れたと弱音を吐いた
お祓いはつつがなく行われそれ以降、叔父はこの話をしない
叔父が珍しく叔母に相談を持ち掛けてきた
叔父は叔母とは正反対で大のオカルト嫌い
怖いのではなくて嫌い、そういう話もそういう話をする人も嫌いで全く信じていない人
だから花束の件も叔母は叔父に話していない
叔父は地元で運送業を営んでいた
社長と言えば聞こえはいいけど
実際は大手の運送業者の下請けで従業員は10人ほどで自分自身も運転手をしていた
その頃、叔母は叔父が疲れていたのは知っていたけど繁忙期だからだろうと思っていた
叔父はその日従業員のまとめ役であるキタさんからあるお願いをされた
従業員全員で出し合ったのでこの金でお祓いをしてほしいと頭を下げられた
叔父のオカルト嫌いは従業員にも有名で、それを承知で頼んできた
一回り年上のキタさんがそれほどするということはそれほど深刻な事態なのだろう
叔父はそれを無下に断るほど頑なな人ではなかった
だがそのお祓いをしてほしいという場所を聞いてがっくりした
それは家の近所の横断歩道でいつも献花が置かれている場所
叔父もその場所を一日に何度も通るのだがそこを通るたびに神経が擦り減る
どうしてか分からないが何かが飛び出してくる予感というよりなぜだか既視感に近いものを感じてしまう
徐行して通り過ぎるのだが、その後も何かいるのでないかとサイドミラーで毎度も確認してしまう
気のせいだと思おうとしていたが他のドライバーを皆同じように感じていたのだと思うととても疲れたと弱音を吐いた
お祓いはつつがなく行われそれ以降、叔父はこの話をしない
転載元:死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?367 (5ch.net