ホーム > 洒落怖 > Part 1-100 > Part 1-10 > Part 6 > 留守番電話 2016/03/20 148 名前:こんなんでよかったら 投稿日:2001/07/04(水) 02:57 たしか伊集院が話してたネタなんだけど まだ出てないと思うから、書いてみます。 既出だったらなじってくれ(笑) 数年前、友人Kの彼女が事故で亡くくなりました。 周りから見ても、K達は凄く仲が良くて そろそろ結婚か?なんて言われてる時のことです。 その死に方というのが、Kの彼女が会社の帰りに Kの家による旨を、公衆電話からKの家の留守電に 入れている時に、その公衆電話にトラックが突っ込むという 悲惨な物でした。 だからKの留守番電話には「あ、私。今から行くから待っててね」 という彼女の声の後に、タイヤのスキール音。 そして彼女の悲鳴。公衆電話の破壊される音。 彼女の事故の一部始終が、克明に録音されてしまっていたのです。 149 名前:こんなんでよかったら 投稿日:2001/07/04(水) 02:58 それからのKは仕事も辞め、外出もせず 見ているのが辛いほどにやせ衰えていきました。 しかし、私達は懸命にKを励まし続け その甲斐もあってかKも何とか 「俺がこんなんじゃ、あいつも悲しむに違いない」 と立ち直りはじめたのです。 そして数日後、やはり彼女との思い出が多すぎる今の部屋は Kにとって辛すぎるらしく、Kが引越しをするということになり 仲間皆で引越しを手伝うことになりました。 朝から始めた引越し作業も、夕方近くになり 何とか大方のものを運び出し終え、あと少しとなった時のことです。 突然、友人がはずしていた電話機からあの時の留守電の音声が・・・。 「あ、私。今から行くから待っててね」と・・・。 それを聞いたKは真っ青になり、またふさぎ込んでしまいました。 私は留守電をはずしていた友人を外に連れ出し 「なぜ気をつけないんだ!」となじりました。 しかしその友人は、ぼそっとこう言うのです。 「ありえないよ・・・だってコンセントつながってなかった。 いやそれどころか、テープは先に取り出しておいたのに・・・」 B! LINEへ送る - Part 6, 洒落怖 電話