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百物語

   

359 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/09/15 17:40
従兄弟の兄貴が自衛隊に行ってた時の話。
ある夜に、6人でロウソクを100本立てて、隊内の官舎で百話を始めたそうです。
一つ恐い話をするたびに、一本つづ消して行くのは、ご承知の通り。

最後の100本目を消した時、何かが起きると良く言いますが、その6人は、霊なんぞ
全く信じてなかったので、面白半分で始めたそうです。
話は順調に進み、最後の一本を彼らが消した瞬間、突然ドアが凄い勢いで叩かれ
たそうです。
さすがに彼らも恐かったので、そのドアを開ける事が出来ずにしばらく、じっと息を
潜めてましたが、いつまでも続くので、その中の一人が思い切って、ドアを開けた瞬間
無数の青白い腕がドアからニョキっと伸びてきました。

ビックリした彼らは、2階であるのにも関わらず、窓から飛び出して逃げましたが、一人
だけ逃げきれずに、部屋に取り残されたそうです。
ガラスの割れる音、悲鳴が隊の官舎に響き、兄貴が気が付いて現場に駆け付けた時は
5人の顔は引きつり、何を話しているのか全く判らず、とりあえず、一人だけその部屋に
残っている事だけは分かったので部屋に行ってみました。

取り残された隊員は、口から泡を噴いて、眼がギョロギョロして、廃人同然となっており
完全におかしくなっていました。
彼は精神病院に行ったそうです。その後、どうなったのかは、聞いてません。

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