ホーム > 洒落怖 > Part 1-100 > Part 1-10 > Part 9 > 盆踊りの晩 2016/03/24 407 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:01/12/20 07:47 あれは小学生高学年の盆踊りの晩でした。月がくっきりと夜空に浮かんでいたことを覚えています。 町内会主催の盆踊りから帰る途中、その月がいやに気味悪く感じた私は、早めに寝ることにしました。 当時、私の部屋は2Fの隅にありました。 横にトイレがあったので、兄弟や両親がよく部屋の前を歩いて いたものです。 いつもは熟睡して朝まで目をさまさないのですが、なぜか夜中にふと目がさめました。 夏場ですので風通しをよくするために、部屋の入口を開けて、レースのカーテンをかけていたのですが、 そのカーテン 越しに妹が立っていました。彼女はおかっぱで、後ろ髪は腰までありそうな長さでした。 白い服をきてゆらゆらと揺れています。 「あぁ、トイレだな」と思い、寝ようとしたのですが、いつまでたってもゆらゆらしています。 「おっかしいなぁ、なにやってんだ?あいつ。。」と思い、妹の名を呼んでも反応しません。 「おふくろか?」とも思い、「おふくろ??」と呼んでも反応しません。 ゆらゆらと揺れています。 まるで空中を浮 遊しているように。。。 そこで異変に気付いたのです。妹もおふくろもおかっぱではないし、後ろ髪もあんなに長くない!! しかも、白い着物のようなパジャマなんて着ていない!!! そこで、私は今まで経験したこともない寒気を全身に感じました。 続く 408 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:01/12/20 07:47 の瞬間、布団から飛び起きて部屋の電気をつけました。 あわててカーテンをめくると誰もいません。 その後はあまり覚えていないのですが、両親をたたき起こして今の出来事を興奮気味に訴えましたが、 当然のごとく「変な夢でもみたんじゃろ?」です。信じてもらえませんでした。 仕方なしに部屋に戻りました。 恐くて恐くて仕方有りませんでしたが、「夢だ!変な夢を見たんだ!」と自分に言い聞かせながら なんとか 寝るように努力したことを覚えています。。。 「そうだ、朝のラジオ体操用に目覚ましセットしたっけなぁ」と枕元の目覚まし時計を見ました。 「!!!」 再度寒気を感じました。 なんと、時計は何もなかったかのように午前2時を指していたのです。。。。 午前2時のうしみつ時にあらわれた彼女は一体誰だったのでしょう?何を訴えたかったのでしょう? 今でも 昨夜のごとく鮮明に記憶の奥底に焼き付いています。。。 以上 B! LINEへ送る - Part 9, 洒落怖