ホーム > 洒落怖 > Part 1-100 > Part 1-10 > Part 9 > 空き部屋の中から 2016/03/24 553 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/01/07 06:13 半年くらい前、仕事で遅くなった時のこと。 夜1時半くらいにマンションに帰り、 エレベータを降りて、自分の家に向っていた。 1階あたり5部屋ありました。僕の部屋は角部屋でした。 途中に4部屋あるわけですが、3部屋目(中央の部屋)を通ろうとした時。 ドアの内側から ドンドンドンドンドン! ドンドンドンドンドン! ドンドンドンドンドン! と突然ドアを叩く音が始まりました。 一瞬びっくりして飛び退いたのですが、 直後に冷静に伺ってみると、やはりそのドアの内側から、 叩いているようでした。 しかし音はドアの上から下から、何重にも聞こえました。 そしてそれが、2本や3本どころの腕ではなくて もっと沢山の腕で打ち鳴らされていると気付いた瞬間に、 僕は非常口から1階へ飛び出していました。 ファミレスで時間を潰して翌朝、郵便受けを確認しましたが 603号室には誰も住んでいないように見えました。 管理会社に電話して、603に誰もいないことを確認したら すぐ引っ越す旨伝えました。 引越しまで1ヶ月くらいかかりました。一人では家にいられませんでしたが。 今でも、ドアの前を通る時は体が緊張してしまいます。 B! LINEへ送る - Part 9, 洒落怖