ホーム > 洒落怖 > Part 1-100 > Part 11-20 > Part 14 > 窓から覗く影 2016/03/31 267 名前:オート ◆auto.cLE 投稿日:02/05/31 22:27 私は保育園の先生をしてるんだけど、 今さっき、今日お休みした子供の所に、手紙届けて来たんだよね。 その子の家は、超田舎町の古臭い集合住宅。 そしたら留守みたいでさ、電気もついてなくて、車も無い。 仕方無く郵便受けの所に手紙突っ込んで、はぁやれやれと 自分の車に乗り込もうとした。その時、ふっと目線を その子の家の、部屋の窓に向けたんだよね。 古い住宅だから、カーテンじゃなく、障子の窓。 でもって、ちょっと障子が破れている。 「あー、〇〇ちゃんが破ったんだろうなぁ」って思いながら 破れた所を何の気無しに見た。 すーっと血の気が引いた。 破れた所から、じっとこっちを見ている二つの目。 私の車のヘッドライトに照らされながら、 瞬きもせずこっちを見ている。子供じゃない。お母さんでもない。 おばあちゃん…?この子の家におばあちゃん居たっけ…? 私は即座に視線をそらして、車に乗り込んで、エンジンをかけた、 その時、突然にその部屋の電気がぱっとついた。 ひぇぇ~!と思いながらそのまんま振り返りもせず、 車を発進させた。辛うじてバックミラーに見えたのは、 障子に手をかけ、ガタガタと開けようとしてた黒い影。 あー、怖かった。 B! LINEへ送る - Part 14, 洒落怖