ホーム > 洒落怖 > Part 1-100 > Part 11-20 > Part 16 > 肉の塊 2016/04/02 839 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/08/16 10:31 今から10年以上前の話です。 同級生のM子と一緒に買い物に行く約束をしました。 待ち合わせの場所に5分程遅れてM子がやって来ました。 「どこに行く?」「とりあえずマックでお茶する?」 そんな立ち話をしていたのですが、何か変な匂いがするんです。 「ねぇ、生ゴミみたいな匂いしない?」 私はM子に尋ねました。 「そう?別に気にならないけど…」 M子がそう言うので私もそれ以上は言いませんでした。 「じゃあ、とりあえずマックね!」 そう言って私に背を向けたM子の洋服(パーカーのフードの部分)が 少し汚れているのに気づきました。 白いフードの先の部分に茶褐色のシミ。 「ねぇねぇ、ここ汚れてるよ」 私はM子に教えてあげました。 「うそー!これ昨日洗濯したばかりなのに。ちょっとこれで拭いてくれない?」 M子は少しイラつきながらフードの部分を引っ張ってシミを確認して 自分のカバンからウエットテッシュを取り出しました。 私はシミを拭こうとフードに手を伸ばしました。 触った感触が変だったのでフードの中を覗いたら 小さい塊が入ってるんです。 よく見ると肉の塊みたいで、変色してた。 840 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/08/16 10:32 つづき… その事をM子に告げるとM子は半泣きになりながら 「ちょっと早く取ってよぉ」とジタバタします。 内心、嫌だなと思いつつソレを取り出し、すぐに近くのゴミ箱に捨てました。 その時は2人とも「誰かのイタズラかな?」くらいにしか思ってませんでした。 その後は普通に買い物をしてM子と別れました。 帰宅すると父親が新聞を読んでいて 「昨日の飛び込み自殺の記事が載ってるぞ」 「嫌ねぇ…電車のやつでしょ?」 そんな感じで2人が話していました。 私も気になって新聞を覗き込んだけど、すぐに後悔しました。 M子の家は、その線路沿いだったのです。 私が掴んだあの塊って…。 B! LINEへ送る - Part 16, 洒落怖