ホーム > 洒落怖 > Part 1-100 > Part 11-20 > Part 17 > 落ちてくる男 2016/04/03 854 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/08/25 18:19 友達が先月格安でマンションを借りました。 あんまりにも安いので、「なんかあるんと違う?」と聞いてみると 「実は夜中に仕事中(こいつの仕事はマンガ家)窓際の机の所に座ってると、 上から風が吹くんだよ!だいたい2:50くらいだったかな?ほとんど毎日ね」 こいつはすごいということで、次の日マンションに泊まりにいく事にした。 夜中二人で酒を呑んでると、ブォンと風がふいた。 時計を見ると2:50だった。「な、本当だったろ!」友人が言った瞬間私はすごい物をみた。 風の後に、逆さまに落ちてくる男を見たのだ。私はその男と目があってしまった。 「今、男が一瞬落ちて来た!」私は友人に言ったのだが、「ハイハイ。調子に乗って脅かさないの」 と信じてくれないので「じゃあ今夜も泊まるからお前もその男を見るべきだ!そしてここは引き払え!」と言い放ちました。 また、今夜も2:50がやって来ました。風が吹いたあと、二人で目をこらして窓際を見ていました。 すると頭のさきがゆっくりと窓際の天井から現れ、やがて全身が現れ、机をすりぬけ、床にに消えました。 今度はひどくゆっくりでした。男が現れた間、男の虚な視線を二人とも感じていました。 後日、マンションのオーナーにこの事について聞いてみると、 今、友人が借りている部屋がある棟は、増設された物だったのだ。 よって昔は無かった。 ある日、そのマンションの住人が飛び降り自殺をしたらしい。 その後、窓から男が落ちてくるのが毎日見えると苦情が角部屋全階から殺到したため、部屋を増設し、新に角部屋を作ったらしい。 しかし、今度は部屋の中に現れるので、入居者が減った。 そこで、角部屋全階格安家賃にしたらしい。 仕事中の友人を自殺者の霊が毎日擦り抜けていたのを考えるとゾッとするが彼は今もそこに住んでいる。 B! LINEへ送る - Part 17, 洒落怖