これは、私が小さかった頃の話です。
近所に、ある若夫婦と、老夫婦がいました。
ところが、その若夫婦は何かにつけて
老夫婦に冷たくあたりました。
特に、おばあちゃんに対してはとても冷たかったのです。
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ある時、そのおばあちゃんが病気になりました。
食べたい物も十分に与えてもらえず
栄養が足りず日に日に弱っていきました。
ある日、おばあちゃんがお赤飯が食ベたいと言ったのですが
食べさせずにいたのです。
おばあちゃんは、お赤飯が大好きだったのです・・・
そして突然、苦しみだし
とうとうなくなってしまったのです。
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何日かたってみんなで朝御飯を食べようと思い
炊飯器のふたをあけ茶碗に御飯をもろうとしたその時
何と白い御飯を炊いたはずのご飯が
赤い御飯、お赤飯になっていたそうです。
ろくなものも食べさせてもらえず
恨みを残してこの世を去った
おばあちゃんの怨念が形となって現われたようです・・