ホーム > 洒落怖 > Part 1-100 > Part 1-10 > Part 10 > 軍服を着た男(未完) 2016/03/25 364 名前:エログライダー 投稿日:02/02/05 22:05 高校生の夏休み、悪友五人で肝試しをやることになった。 幽霊が見たいというより、誰が一番肝がすわっているかという感じでだった。 心霊スポットなどには行かず、俺らは近場の共同墓地へと赴いた。 その共同墓地は役場が管理しているもので、夜間は無人だった。 入り口に一軒の花屋があったが、どうやら住宅ではないらしい。 俺たちは人目がないことを幸いに、おおいに盛り上がった。 悪友Aは墓石に登り、隠れて飛び掛ると言い出し、誰も止めようとはしなかった。 そして、最後のやつが墓地の奥から戻ってくる時、Aはそれを実行した。 タイミングが悪かったのか、勢いあまってAは墓石を倒してしまった。 結構すごい音がして、みんなパニックになって逃げ出した。 墓地は見晴らしのよい高台にあったが、みんなはそこを下って集まった。 「誰かに見られたわけじゃないし、このことは黙っておこう」 そんな感じで俺たちは家路についた。 その後二学期が始まり、何事も起こらず一月ほど過ぎていった。 仲間内で肝試しの話もあまりしなくなった頃、Aの自宅に一人の老婆が訪ねてきた。 つづく 366 名前:エログライダー 投稿日:02/02/05 22:36 その老婆はAの母親に奇妙なことを言ったそうだ。 「本家の長男が怒っている。墓石を修理して、ちゃんと供養をしてほしい」 Aの母親は要領を得ず、その老婆に帰ってもらったそうだ。 その夜、Aの家族の食卓で老婆のことが話題になった。 「そのおばあさん、私と話ししながら、しきりに後ろを振り返るのよ。 ぶつぶつ言いながら、まるで誰かと話してるみたいに」 Aは内心焦りながら、話しを聞き流していた。 そして夜もふけ、Aの妹が戸締りをしようと玄関に行った。 突然妹は悲鳴をあげたそうだ。両親は驚いてリビングを出る。 そこで三人が目撃したものは、軍服を着た男だった。 男は滑るように移動しながら、Aのいる二階へと向かった。 当然Aの耳にも階下の騒ぎは聞こえている。 (ばあさんが死人を連れてきた) Aは直感でそう思ったという。そして震えながら、目の前の男に手を合わせた。 その男は無表情で、腰の軍刀に手をかけたそうだ。 殺されると思った瞬間、気丈な父親が階段を駆け上がってきた。 「日を改める」男はそうつぶやくと姿を消したそうだ。 つづく 369 名前:エログライダー 投稿日:02/02/05 23:09 パソコン超初心者で書くのは遅いです。 あと続きが長くなるので、今回はやめときます。 エディタや連続アップを学習してから再開します。 371 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/02/06 00:43 >エログライダー お前が日を改めてどうすんだ! B! LINEへ送る - Part 10, 洒落怖