365本当にあった怖い名無し2022/01/27(木) 13:18:52.49ID:rjs0xiqB0
建てたばかりの頃から自室の扉が勝手に開くことがあった。
部屋で過ごしていると、気付かないうちに音もなく、ほんの少しだけ開いている。
そんな事が何度かあり、他には困る事もなかったので建付けが悪いのかな、なんて思って特に気にしていなかった。
ある日、視界の端で扉がゆっくりと開くのが見えた。
「またか」
そう思い、扉を閉めた。
少しして、また開くのを視界の端で捉える。音もなく、スッと、ほんの少しだけ。
こんなに頻繁に開くものだろうか、と思いながらまた閉める。
少しして、また開く。
さすがに嫌な気分になり、音を立てて強めに閉めた。
「バンッ」
額に衝撃が走って、膝を折って蹲った。
強めに閉めた直後、思い切り扉が開き、私に直撃したのだ。
蹲り涙の溜まった視界に、白い靴下と半ズボンが見えた。
弟がふざけているのかと、怒鳴ってやろうと、顔を上げた。
そこには誰もいなかった。
部屋で過ごしていると、気付かないうちに音もなく、ほんの少しだけ開いている。
そんな事が何度かあり、他には困る事もなかったので建付けが悪いのかな、なんて思って特に気にしていなかった。
ある日、視界の端で扉がゆっくりと開くのが見えた。
「またか」
そう思い、扉を閉めた。
少しして、また開くのを視界の端で捉える。音もなく、スッと、ほんの少しだけ。
こんなに頻繁に開くものだろうか、と思いながらまた閉める。
少しして、また開く。
さすがに嫌な気分になり、音を立てて強めに閉めた。
「バンッ」
額に衝撃が走って、膝を折って蹲った。
強めに閉めた直後、思い切り扉が開き、私に直撃したのだ。
蹲り涙の溜まった視界に、白い靴下と半ズボンが見えた。
弟がふざけているのかと、怒鳴ってやろうと、顔を上げた。
そこには誰もいなかった。