次の日また同じ現場で
それが判ってから今日は行きたくないなぁと思いながら
出発の準備をしてました。
ん?地震が来たような気がしました。
家族に「またゆれたねぇ」
などと話したんですが 家族の反応は????
でした。
「えっなんでゆれたたやん。。。」
何度聞いても家族は首を横に振るだけでした
そして家を出てAさんが車でくるのを
待っているときでした。
また家を出る前に感じたゆれです。。
今度はさっきより激しさを増していました
そのゆれで立っているのもままならない状態で
しゃがみ込んだその時です。
「熱い!!!!!!」
僕の右手には くろくやけこげた
2本の手がしっかりと 組み付いていました
「うぎゃぁぁぁぁ!」
かなりでかい声で叫んでました。
も~死に物狂いでその二本の腕を
振り払おうとするのですが しっかりと絡み付いて
離れません。
反対側の道路から僕の名前を呼んでいるAさんの
声がしました僕はふらふらしながら
Aさんの車に乗り込みました
2本の絡みつく手は いつのまにか離れていました。
しかしAさんの様子がおかしいのです。
僕が「どうしたんですか??」と聞くと
Aさんは「お、お前大丈夫か??さっきお前の腕に
黒焦げの人間がしがみついてたで・・」
そして捕まれた腕には読みにくかったのですが
「熱いよ、助けて」とゆう文字が
火傷になっていました。
そして昨日声が聞こえたところを
よく探してみると
そこには瓦礫だと思っていた物が
実は。。。黒く焼けコゲた骨がそこら辺にいっぱいでした。