ホーム > 洒落怖 > Part 1-100 > Part 31-40 > Part 33 > おかしくなった友人 2016/04/23 879 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/04/18 16:02 俺は中学のときに、Sっていう子と仲良しだった。 明るく元気なやつで、三年間バスケ部を一緒に頑張ったりした。 けれど、お互い別々の高校へ進学し、 当時は携帯やメールもなかったのでだんだんと会わなくなった。 そして俺が23のとき、普通に会社員をしていたときだった。 ひっさしぶりにSから電話がきたんだけれど、 「バイクがしゃべるんだ、テレビがしゃべるんだ。」 と、ちょっと電波になっていた。 俺はびっくりしたというか、会わなくなって何年も経ったし、 俺はその間に2回も引越しをしたのに、なぜ電話番号がわかるんだ…と思った。 「おまえ、中学のとき俺のうわばきを投げただろう。」 「社会の授業のとき、おれは先生におこられたんだ。」 と、普通の人なら話さないであろう昔話を延々と語られ いい加減、気味が悪くなったので適当に理由をつけて電話を切った。 そのSが、去年に自殺したことがわかった。 どうやら、大学受験に失敗してしまいノイローゼになり 昼間は家で引きこもり、夜中に町を徘徊する生活を送っていたらしい。 恋人はもちろん友達もいなくなり、だんだんと奇声を発するようになり、 俺以外の同級生にも同じような内容で電話をかけまくってたとのこと。 もちろん、俺以外にも引っ越したり番号が変わったやつもいるのに 「なんで電話番号がわかったんだろう・・・。」 と、みんな口々に言った。 B! LINEへ送る - Part 33, 洒落怖