洒落怖超まとめ

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とばっちり

   

809 名前:739 投稿日:04/06/29 01:09 ID:cK1GKVMx
元彼Yの体験談「とばっちり」
病院に肝試しにいった時。
5人でいったんだけど神社の体験から霊感は必要だということで
嫌がるAを無理矢理連れていった。
どきどきしながら懐中電灯を持ってドアを開ける。
中は荒れていた。廊下に散乱している書類とか色々なもの
ドアを開けたりトイレ覗いたりしていつものように
やべー!とかこえー!とか言ってた。
調子に乗って二階行こうぜと誰かが言うとAが
「いや、待て。おっさんがなんか言ってる」など言い出す。
虚ろな目で階段を見上げるA。
やばいのか?と思いつつAの様子を伺っていると
「はい、はい、わかりました。」
なんて小声で言ってやがる。おれたちには何も見えない。
Aに、「おいだいじょうぶか?」と聞くと
「この上は入るとやばいらしい。連れて行こうとするやつが
うようよいるんだってさ。話し通じないって。
上行かなければ大丈夫らしいぞ」とのこと。
しかしうさんくさい。なので、全員一致で帰ることにした。

810 名前:739 投稿日:04/06/29 01:10 ID:cK1GKVMx
Aがずっと何かと話している。
でもかなり普通な世間話しのようで、「あ、はい、ばあちゃんは
元気です」なんて声が聞こえてくる。
Aも別に青ざめたりとかしてなかったから、
ほっといて車に向かった。
車に乗り込む前、後ろの方を歩いていたAが叫んだ。
「無理!いや、帰りますから!!」
全員振り向く。Aが必死で何か言ってる。
すると突然Aが一人で暴れ始めた。かなり苦しそうだ。
全員で走りよってAをとりおさえ、激しく暴れるAを
4人がかりで抱え上げて車にほりこみ車を発進させた。

Aはしばらくうめきながら
「ポケットから数珠をとってくれ」と言った。
連れがAのジーンズから数珠をとりAに握らせると、
Aがまたぶつぶつお経らしきものを唱えはじめた。
するとAの額から段々汗が消え、Aの意識もどうやら消えた。

811 名前:739 投稿日:04/06/29 01:14 ID:cK1GKVMx
しばらくして我に帰ったAから昼間に聞いた話し。

「二階のやつらさ、まともに話しできなくて寂しいらしいんだよ。
そいで、ちゃんとした会話するの久し振りだったから俺に残って
くれって…話し相手になって欲しいって言われてさ…
体乗っ取られるかと思った…」

車の中でもAの中で格闘は続いていたらしい。

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