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ウーコシルプ

   

555 名前: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/03/27 14:50
釧路という、北海道にある港町の出身です。
冬の海は厳しく、誤って落ちるものなら
泳ぐ間もなく死んでしまいます。
僕の叔父もその一人でした。
葬式の夜、当時8才だった僕は本当に退屈していまして、
大人が話しているのをぼんやりと聞いていました。
叔父はまだ若かったので、祖母なんかはすごく取り乱していました。
しかし祖父や父、漁協のおじさんたちは静かに、
そして憂鬱そうにぼそぼそ話していたのです。
”ウーコシルプ”がどうしたみたいな話をしているのです。
”ウーコジブ”かもしれませんが、とに角それが
叔父さんに何かしたみたいな言い方でした。
しかも何人目だとかという話でした。
眠くなった僕は父に布団に連れて行ってもらい、
その時に”ウーコシルプ”って何と聞くと、
「知らなくて良い、寝ろ。」そう言うだけでした。
最近になって思い出し、載せてみました。
恐くないし、そんな個人・団体(ヤクザ含む)聞いたこともないので
読んでいただいた方には申し訳ありませんでした。

624 名前: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/03/28 07:33

>>555

アイヌ語のウーコシュルップが訛ったものと思われますよん。
意味は「ウー」(海の)「コシュ」(化け物)「ルップ」(来る)で
海の神の使いが、身勝手な人間を海の深くに引きずり込むというアイヌの民話から
来ています

とのことです。まちBBS釧路スレで代わりに訊いてやったぞ。

626 名前: 555 04/03/28 08:22
凄いですね。
ありがとうございました。
祖父たちは結構迷信深かったんでしょう。
>身勝手な人間を
気になることが・・・。
僕の親戚は中学生くらいになると、
アルバイトとして駆り出され、
漁船に乗せられました。
ところが僕だけは乗せてもらえませんでした。
キツイ仕事といえばキツイのですが、
当時一日一万円のバイト料はかなり魅力だったので、
乗りたいと祖父に抗議しました。
「お前は駄目だ。」
「何で?○○(同い年の従兄弟)も乗ってるのに。」
とかなり食い下がりました。
が、駄目なものは駄目で、むくれながら浜仕事(陸での仕事)
を手伝っていると祖母が
「××(死んだ叔父)に似すぎているから」
みたいな事を言って当惑したことがありました。
それから一度も海に出たことがありません。
呪われている?
けど何で甥っ子の僕が?
海は大好きで、側にいないと落ち着きません。
向こうはそう思っていないのかも...。
取り留めのない話ですみませんでした。

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