洒落怖超まとめ

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七曲りの海岸

   

198本当にあった怖い名無し 2010/05/26(水) 03:53:03 ID:DW4R1XSg0

書き込みさせて頂きます。

怖い話というか現在進行形なんですが…
見苦しければ飛ばしてください。

大学時代の面子での飲み会で話はホラー系に移行したときでした。
「そういえばあそこの海岸結構雰囲気でてたよね~」
「あ~あそこといえば7曲がりの!」
「そうそう!」
「実際昔に沢山人死んだりして自殺の名所だったらしいじゃん?」
「トイレとかもやばかったね~」
「そーそーひとつだけ使用禁止であきらかだったもんな」
「焼け死んだとか首つったとか諸説あるよなー」

うろ覚えですがこんな感じで話はすすみ、
このくだりで数年ぶりに思い出したのが今回書きこませて頂くキッカケとなりました。

思い出したというのは不可解な出来事のことです。
そこは何十年か前は遊泳所だったのですが、
現在では遊泳禁止になっており、泳ぐことはできない海岸でした。
入り口は崖をくだるような感じで傾斜がかなり急であり、
きついカーブを7回曲がりながら降りていくといける海岸で、
地元では有名だったと思います。自殺の名所として、いわくつきのスポットとして等…
私は数年前にそこに行ったことがあるのです。
私は自分には無いのでなんとも言えませんが、霊感が割と強いであろう私の友達Aは、
「ここは嫌な感じが確かにする…この海岸がっていうか所々ね…噂であった人がよく死んでるとか呪いとかはちょっとわかんないけど…」
彼女とは昔からよく遊んできた仲ですが怖がらせたくてそういう嘘をいう子ではないので、
すぐに引き返そうと思いました。しかし、海岸に辿りつくまでにかなり迷ってしまい、
やっとの思いで見つけれたのだからと、別の友達が言い出し、
結局海岸一帯を見て回ることになりました。

200本当にあった怖い名無し 2010/05/26(水) 04:26:20 ID:DW4R1XSg0

駐車場で車から降りてすぐに例のトイレがあり、
駐車場からみて左手側に道が崖づたいに伸びており、
そこから一通り見て回ることにしました。
祠のようなものや鳥居、日本人形等がびっしりと並んでいる小屋、
何に使うかわからない大量の鉄材、数十年は経過していそうな放置された錆だらけのモービル、
遊泳監視所と思われる場所にあった骨(さすがに動物のだとは思いますが)、
例のトイレは使用禁止の紙はありませんでしたが、
ひとつだけ黒いシミのようなものが広がっていた個室がひとつありました。
おそらくそれが使用禁止の紙をかつて張られていた個室ではないでしょうか。
ただ、間違っても女の子は使いたくないと思うような衛生環境なので私は遠くからみるだけでした。
雰囲気はでていて私はかなり怖くなってきていて、ここでAが、私の袖をギュっと掴むのです。
彼女は幼いころに入退院を繰り返しており、そのせいかちょっと内気というか、
あまり皆に意見するのが苦手な子で、ギュッと袖を掴むのは彼女の否定のサインなのです。
彼女は小中高と同じだったからか、私には気を許してくれていて、そういう時は私を頼ってくれていました。

>>199
最近の出来事で話がリンクしてしまい、怖さを感じつつも話を整理していたのと、
某海岸へ今度いこうかどうかも悩んでいまして現在進行形とかへんなことをいってしまいました。
話自体は終わっていて、本当にそこへいったところでさらに何かがわかるということも無いと思うので…
大変失礼致しました。

201本当にあった怖い名無し 2010/05/26(水) 05:39:41 ID:DW4R1XSg0

私はサインをもらってすぐ引き返そうと思い、皆にそろそろ戻ろうと促して、
Uターンした瞬間、足音と思われる「ザッザッザッ」という音が5メートル後ろぐらいから聞こえて、
血の気が引いたのと同時にAが「振り返らないで」と小声で注意してくれました。
その後も足音は聞こえていたのですが、先を行く別の友達を心配させたくないので、必死に平静を装いました。
しかし頭では、暗かったけどさすがに人の気配ぐらいはわかるし、細い道だし確実にだれもいなかったのに…!と、
嫌な考えが離れません。しかし、歩いてるうちに足音は消えてくれ、
無事に駐車場まで戻ることができました。
そして帰路につき、共にいた友達も何ともなく、帰宅することができました。
そういう場所へは好奇心に負けてよくいったりするくせに行ったら行ったで怖くなる
チキンな私なのでその晩はAに長電話の相手をしてもらいましたが…

202本当にあった怖い名無し 2010/05/26(水) 06:40:08 ID:DW4R1XSg0

後日その話をオカルト好きな友達(以後Bで)にしたところ、
「おもしろそうじゃん!行ったことないし行きたいなー」
とBが思った通りの反応でクスクス笑っていたら
「よし、俺もいくわ!一緒にいこうやぁ!次の土日とかどう?」
間髪いれず二回目なのと確かその日はなにかしらの予定が
別にあったので(なにぶん昔なもので記憶が…すみません)、断ったところ、
別の友達を誘って行くとのことで、次の週の休日に行ってきたそうです。
最初は私を怖がらせようと話をふくらませて明らかに嘘のようなことを言ってたのですが、
私がスルーし続けていると、観念してくれたのか、
「なんだよつまんねーな。まぁいいや、あぁでもちょっと気になったことはあったな。えっとね…」


203本当にあった怖い名無し 2010/05/26(水) 07:05:55 ID:DW4R1XSg0

ここの話が長かったので、まとめると、

深夜に3人で海岸へいったところ、駐車場から少し進んだところにひとりでいた男の人がいたらしく、
深夜にひとりで海岸にいる時点で怪しかったが地元の人から何か面白い話を聞こうと思い、話しかけたら、
無言で崖づたいの細い道へ進んでいったので、ついて行けばいいのだろうかと思ってついていったところ、
折り返しの遊泳監視所あたりでその人を見失ってしまう。細い道だしすれ違うはずがないし基本的に
来た道を戻るしかないので、駐車場に戻って待とうと意見がまとまる。しかし、
駐車場で待っていても戻ってくる気配はない。無言の状態でそそくさ進むからさらに輪をかけて怪しかったらしいが、
自分たちが話しかけて、もしそれで案内してくれて怪我でもしていたらと万が一を考えもう一度その細い道へ。
遊泳監視所や途中の祠のような場所でも呼びかけたが、どうもいないのでやはり来た道を戻り、
再度駐車場で20分ぐらい待っても姿が見えないのでしょうがなく帰宅した。

「その後なんか変な夢みてさーてかなんか最近疲れとれねーんだけど!」
「母さんにもあんた夜中に大声でしゃべりすぎって怒られて意味わからんし」
「その日すぐ布団はいって寝たんだけどな?」

こんな感じでした。
私は、そんな男の人がいてしかも戻ってこないままだったとなると、
怖いし気になって夜も眠れない…というか、
ちょっと気になったことで済まされるのがすごいと思いました…
体調不良や何かの異変はないか心配であれこれと尋ねたのですが、
本人はそこまで気にしていなくて「別に大丈夫じゃねー?視えたりとかなかったし怪我もないよ」
とか気軽にいうので、私も、B達と一緒にいった訳ではないのでそこまで気にはならなくなっていきました。

必要性の薄い部分は端折るとか、重要な場面を引き立てるとか、
そういうことができなくてすみません。
私はあまり文才が無いため、ぐだぐだと長くなってしまって…
手が震えるので続きは明日書きます。

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