ホーム > 洒落怖 > Part 1-100 > Part 51-60 > Part 56 > 占い 2016/05/15 611 名前:こぴぺ 投稿日:03/10/27 21:32 ある夜、薄暗い道をほろ酔い加減の男が歩いていた。 男が歩きながらふと横を見ると、50がらみの男が椅子にすわって本を読んでいた。 男の前にある机には「占」とかかれた紙が貼られ、水晶玉が置かれている。男は占い師のようだ。 男は好奇心から占ってもらうことにした。 男は机の前の椅子に腰掛け、言った。「うちの弟のことを占ってほしいんだけど」 占い師は頷き、弟の名前と年齢を聞いて来た。男は自分の名前と、5年後の年齢を答えた。 男に弟はいない。少しからかうつもりだったのだ。 「○○××さん、28才でよろしかったですよね?」占い師は確認し、水晶玉に手をかざして占い始めた。が、途中で顔色が変わり、周りに積み上げられている本を片っ端から 調べ始めた。 ひととおり調べてしまうと占い師は汗をふきふき男に尋ねた。 「失礼ですけど、○○××さんはご健在ですよね?」 「元気ですよ、失礼な」 そういうと占い師は、「弟さんに、体を大事にするように言って下さいね」と何回も繰り返し始めた。 「どうしてそんな事を・・・・」男はたずねた。 「貴方の弟さんね、占いの結果だとね、5年前の今日に亡くなってるはずなんですよ」 B! LINEへ送る - Part 56, 洒落怖