洒落怖超まとめ

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夢に訴える

   

425 :本当にあった怖い名無し:2009/07/18(土) 16:54:56 ID:Eily/A2+0

祖父が良く語っていた自分が生まれる前の実体験、怖いかどうかは微妙です(不思議系?)
興味なければ読み飛ばしてください


この時期になるとこの話を良く聞かされていました、半信半疑で聞いていたのを良く覚えています

この話の時期はちょうど今頃の梅雨明けだったらしい
祖父は変な夢にうなされて深夜に目を覚ました。夢の内容はこうだ
「死んだ母(自分の曾祖母にあたる人)が暗い池で溺れている、助けに行こうにも体は動かず
 ただ母の泣き叫ぶ声が耳に残り、助けられない事にただ後悔するしかない」と言う内容

曾祖母は殺されたわけでもないし、まして祖父を恨んで死んだことなどもなく
なぜこんな夢を見たのか不思議でならなかったらしい、おまけにその夢は毎日のように見るようになり
いつも曾祖母を救うことが出来ない所で目が覚めるのであった。

四日目、明らかにおかしいと思った祖父は墓石の業者に連絡するも
変な夢を見たと言っても全く相手にされない
仕方がないので墓を置かしてもらっている住職に相談すると
すぐに墓を開けることになった

墓を開けた祖父は只驚くことしかできなかった
梅雨の長雨の性か、それとも業者の欠陥作業か?骨壺を置く小部屋には水が溜まっており
骨壺の殆どが水没していたのであった。
その光景はまさしく「夢」の内容そっくりであった。

只の偶然か?それとも曾祖母が夢を通じて助けを求めていたのか?
祖父は去年のちょうど今頃癌で他界したため真偽を確かめることは出来ません
実家を出ていた自分は祖父を看取ることが出来ませんでしたが
前日に旅行に行く祖父を見送る夢を見た事もあり、不思議なことも有る物だと感じました

祖父の一回忌も終わりもうすぐお盆がやってくるので、自分の家族の思い出として書かせていただきます

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