>>424の続き。
その日の夜、
母は疲れていたのですぐ寝付くことができました。
ですが、夢でうなされています。
俺は、「うるさい!!」と言うと、気にせず寝ました。
ですが母は、とても怖い夢を見ていたのです。
昼間の池が目の前にあり、そこからあの[人の頭]らしきものがだんだん上がってきて、
全身でたと思うと、いきなり醜い妖怪のような姿になり、首をはねるというもの。
母は、寝るのが怖くなり目を開けていると、枕元のフスマがスーっと開くのがわかりました。
怖くなり目を閉じるとあの妖怪らしきものが襲ってくるのが見えます。
怖くなり目をあけるとフスマがどんどん開きます。
とうとう母は、父を起こしあの話をしました。
その日はお守りを持って寝たそうです。
次の日、母と父はその池に行き、手をあわせ、花を供えました。
その晩、妖怪に化ける前のおかっぱあたまの人(?)がお礼に来たそうです。
その言葉は
「花を供えてくれてありがとう、次の人見つけたからそっちにいくね」
だったそうです。
南無阿弥陀仏×1000