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145本当にあった怖い名無し sage 2008/11/29(土) 22:33:53 ID:mttQVumwO

しゃばけみてたら思い出したので投下します。

二年ほど前の話です。
当時私は中三で、部活で遅くなり自転車で夜の八時頃家路を急いでいました。
私の住んでる場所は本当に田舎で、外灯なんてほとんどなく、ひたすら四方に続く田圃の中にぽつぽつと民家がある程度です。
したがって人気は皆無、暗闇の中を私が一人自転車をこいでいました。

あと3分もしないうちに家、現にもううちが見えていて、あとは曲がり角を曲がるだけというとき、いきなり横の田んぼから「どぼっ」と音がしました。
私が驚いてそちらをみると、暗闇の中、田んぼから大きな泥の塊がもりあがっていました。
そのとき季節は夏で田植えが終わったあとでした。なのでまだ水は十分にはっており、その塊からは水気の多い泥がだらだらと垂れて、ぼちゃんびちゃんと水面に落ちる音がしていました。
完全に思考が停止して呆然とみていた私ですが、突然鳴った着信音(ちなみに親からで、遅くなる日は学校に携帯持っていった)で我に返り猛然と自転車をこいで帰宅しました。
家に帰り親に今見たことを説明しても、オカルトを一切信じない親は勘違い見間違いと全く信じようとせず、結局信じてもらえませんでした。

でもあのだらだらとあの塊から落ちる泥と落ちたときのぼちゃんぼちゃんと言う音は絶対に夢ではなかったたと思います。

あれは一体なんだったんでしょう。

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