遺体置き場にて
592 MORI 2005/08/22(月) 13:00:39 ID:X446OLQV0
お話を5つほど。たいして怖くないかもね。
その1
友人Oの話。
交番という場所は、遺体置き場にもなるらしい。
担当区域内の事故や事件でご遺体が出る。
時間や場所、都合により、すぐには遺族が引き取れない場合もある。
そんな時は交番にしばらく安置する。
交番勤務の友人Oは仮眠を取るために二階の六畳間に行った。
下着姿で、布団にもぐり込んだ。
さあ寝ようと思ったら、太もも辺りに妙な感触があった。
なんだか丸っこいものが触れている。
掛け布団を少し持ち上げ、手を差し込む。
もしゃもしゃした何かがある。髪の毛だった。
遺体置き場にしている部屋。
初の霊体験だったOは、
うわ~、叫び声を上げ、同僚のいる一階に駆け下りた。
「それって自分の股間ではないのか」と笑うと、
「いや違う。あれは絶対、人の頭だ」。
金縛りやラップ音、あるいは人の声。
その交番では日常茶飯事だったという。