洒落怖超まとめ

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30の瞳

   

158 本当にあった怖い名無し 猫 平均体重13.2kg ぶくぶく… 2005/08/16(火) 06:14:06 ID:g+60Qb6N0

ある夏の夜のこと、その日はとても暑くて寝苦しく
熱タイヤとはこの事だといわんばかりな状態だった。
私の住んでいるアパートはエアコンがつけられる場所が
リビングにしかなく、そこに布団を持ち込み寝ることにした。
アパートはノブがトイレと玄関くらいにしかなく
玄関-リビング-各部屋という構成で、リビングのドアはレバー式
私が寝て何時間たったのだろうか、
ふとカチャリという音が聞こえた気がした。
あまり気にせずそのまま寝ていたのだが、
エアコンの稼動音は変わらないのに、だんだん寝苦しくなっていく
変だなと身体を動かそうとしても動かない、金縛り?
目が覚めて、感覚が徐々に戻っていく
腕にざらついたまるで毛の固まりのような感触があるのだ。
どう考えても布団や毛布の感触ではない
とある怪談を思い出し、私は生首が乗っている姿をイメージしてしまった。
背筋がぞくぞくする。暑いのに、汗がにじみ出てるのに寒い
私はどうにか自由に動く首を起こし布団の上を見据えた。
爛々と輝く目、目、私は驚きながらもどこか冷静に数を数える
30の瞳…15対の目だ。身体がびくんと跳ねた。

そして私はそれが何であったのか知った。答えはメール欄。

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