ホーム > 洒落怖 > Part 1-100 > Part 11-20 > Part 14 > 奇妙な巡り合わせ 2016/03/31 635 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/07/03 08:30 ふとした切っ掛けで昔読んだある小説を再読したくなったんです。 本棚を探しましたが、当時、読んだ本はすぐ売っていたせいか見当たりませんでした。 無いとなるとますます読みたくなるもの。そこで早速地元の古本屋へ。 割と有名な作家の小説なのですぐに見つかり、帰宅して読み始めました。 内容とオーバーラップして甦ってくる当時の思い出に浸りながら読み進めると、 驚くべき事実に遭遇しました。途中のページに鉛筆で書かれた8/15 PM6:00という文字。 これは僕が書いた文字であり、この本は以前に僕が売ったものだったのです。 それは当時付き合っていた彼女とのデートの待ち合わせ日時の走り書きでした。 売ったのも買ったのも同じ古本屋。珍しい話ですが有り得ない話ではありません。 驚いた理由は別にあったのです。今から6年前に彼女は交通事故で亡くなったのですが、 その彼女の命日が8/15だったです。恐らくこのデートは亡くなるちょうど1年前。 この奇妙な巡り合わせには本当に驚きました。今でもこの古ぼけた文庫本は僕の宝物です。 B! LINEへ送る - Part 14, 洒落怖