ホーム > 洒落怖 > Part 1-100 > Part 11-20 > Part 19 > 百物語2 2016/04/05 840 名前:NANASY 投稿日:02/10/01 17:09 今度は私も現場にいた話をひとつ。 友人B君の彼女はケーキ屋でバイトをしていたんですが、ある事情でその店が 閉店することになり、大量にローソクをもらって帰ってきていました。 ある日その友人B宅で遊んでいたとき、蝋燭がいっぱいあるから百物語をやろう ということになりました。ケーキにたてる小さい蝋燭ですが、さすがに狭い部屋 で百本も灯すわけにもいかず、まあ50本くらいでやるかぁということになり、 ガラステーブルに油粘土で50本の蝋燭立てをつくって、部屋の明かりを消しました。 男女6人でテーブルを囲み、一人目が話し始めたんですが、どうも寒い。ちょうど 今くらいの季節だったんでエアコンもつけてなかったんですが、やっぱり寒い。 狭い部屋で50本もの蝋燭に火がついているにもかかわらず。こりゃぁヤバイか? なんてお互いに思ってたようですが、なんとか一人目の話が終わりました。 「なんかやばい感じがするね」などといいながら一つ目の蝋燭を持ち上げ、 そっと息を吹きかけた瞬間・・・ テーブルの上の蝋燭が一斉に消えました。 「うぁぁぁっ!」皆思わず叫んでしまいました。慌ててB君が部屋の明かりをつけ 「なんだよ今の?誰かのいたずらだろ!」など大騒ぎしている中、私と隣のC子は 浮かない顔をしていました。C子に「見た?」と聞くと「見えた」と答えます。 C子も私と同じものを見たようです。皆が火を消す友人に注目している中、 50話もしてたら蝋燭全部溶けんじゃねーの?と心配でテーブルを見ていた私は 火が消える直前、ガラステーブルに反射する知らない女性の顔を見たのです。 C子の角度からはそれがふっと息を吹きかける表情まで見えたとか・・・ B! LINEへ送る - Part 19, 洒落怖