ホーム > 洒落怖 > Part 1-100 > Part 21-30 > Part 24 > 迷いの小部屋 2016/04/15 370 名前:あっちゃん 投稿日:03/01/23 19:22 この話は、「都市の穴」という本に載ってた話で 私はとっても恐かったんだけど、姉も母も恐くないと言ってたので悔しいので載せます。 迷いの小部屋の章の話です。 都市伝説で帰り道、いつもの道を通ってて ある見慣れない小道に入り込んでしまう。 両側が草原で、しばらく行くと草原の向こうに家や納屋が見える。 通りすぎても、しばらく走ると同じ建物に出会す。 何回か通り過ぎて、何かの拍子にそこに行きたくなるという話。 普通は入らずに通りすぎたり、引き返すとすぐ普通の道に戻る。 私が載せたいのは、その建物に入ってしまった場合の話。 371 名前:あっちゃん 投稿日:03/01/23 19:37 車でドライブに出掛けた男女4人の話。 道にさんざん迷ってウロウロと走り回っていたのでガソリンが少なくなってきた。 そのうえ不思議なことにさっきから必ず一件の屋敷の前を通る。 何度目か前を通った時にここで休憩させてもらおうということになった。 ガソリンの不安もあったが、何より二人の女性のトイレが問題だった。 道を外れて屋敷の庭に車を入れてみれば、空き家だというのがすぐわかった。 玄関前や庭先の雑草の生え具合が 人の生活のないことを物語っていたからだ。 入るかどうか少し迷ったが、まだ日は高いし、トイレは急ぐ。 とりあえず、もし入れたら入ってみようということになった。 屋敷の廊下は庭や外に対して、L字型になっているのがガラス戸ごしにみえた。 玄関の引き戸に手をかけると驚いたことにガラガラと開いた。 372 名前:あっちゃん 投稿日:03/01/23 19:51 「鍵がかかってないね」と中に入った。 正面と左手に、外から見えた廊下がある。 見たところ正面の突き当たりが台所や勝手口、左手の突き当たりがトイレのように思えた。 無人とはいえ一応おじゃまします、失礼します、トイレを貸して下さいなどと口々に一言断って玄関から入った。 とりあえず全員がトイレを済ませると、ひと心地ついた。 こうなると当然のようにさてどうする?という話になった。 みんなこの広い空き家に興味が湧いていた。 廊下の長さはほぼ同じぐらいだったから正方形の平屋建てなのだろう。 この長さからくる広さが未知のものに思えたのだ こんな広い家に入ったのは、全員生まれて初めてだったのだ。 誰言うともなく、”探検しよう”ということになった。 375 名前:あっちゃん 投稿日:03/01/23 20:02 男女二人一組で、一方はトイレの横の襖から、 もう一組は廊下をL字型に歩いて台所の襖を開けて入った。 入ってみると四方を襖で仕切られた何もない六畳間だった。 欄間からの光と蛍光灯が一個。 実に殺風景な部屋だった。 その隣の襖を開けるとやはり同じ六畳間。 そのまた隣の襖を開けても六畳間だった。 「廊下は本当に外回りだけなんだ」 「柱と襖ばっかり」 「個室の迷路みたいだ」 「襖を全部外したら大広間になるね」 と二人で話ながら奥に進んだ。 377 名前:あっちゃん 投稿日:03/01/23 20:13 パッと襖を開けた所で先の二人と出会って驚いた。 「何だお前らか」とホッとしたが、先の二人の顔に不安がある。 なんだ?どうしたのよ?と尋ねると 「見ろ」と部屋をぐるりと見渡す。 「四畳半だ」と言う。 それがどうしたと思ってハッとした。 四方を襖で囲まれた四畳半の部屋、 (ど真ん中だ・・・この家の)と思った時、 先の女の子が「こんな家何に使うと思う?」と呟いた。 瞬間、鳥肌が立った。 走って逃げたいほど恐かったが、丁寧に襖を全て元に戻して外に出た。 車に乗り込むともう目的地に着くことなど どうでも良くなってそのまま帰ったという。 472 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/01/25 14:07 >>370 折れも怖いとは思わなかったけど、とても疑問に思う。 ようは平屋の横に長い家なんだよな? 両端にトイレと台所があって、玄関から入るとトイレと台所に 繋がるように真っ直ぐな廊下があって、廊下に沿って六畳の部屋が並んでるんだよな? で、真ん中だけ4畳半。 今、畳を見たけど、六畳と四畳半じゃ畳半畳分(畳の短い方) の部屋の長さが足りないと思うんだよ。 そんな部屋が一つでもあったら廊下は真っ直ぐに成らないだろうし 襖が合わないよな? それとも、その真ん中の部屋には二畳分の押入れでもあったのか? どっちにしろ、急に空間が狭まるのはおかしいよ。 ただおかしいと思っただけで、怖いとは思わなかった。 折れも集会所だと思ったよ。 B! LINEへ送る - Part 24, 洒落怖