ホーム > 洒落怖 > Part 1-100 > Part 1-10 > Part 8 > 鍵穴2 2016/03/22 153 名前:ROM 投稿日:01/09/10 20:26 久々に投稿させていただきます。 この話は、タクシーの運転手をしている、僕のおじさん から聞きました。 タクシーの運転手というのは、深夜も働くことが多いので そういった類の話は多いみたいです。 ある夏の夜、仕事が終わって同僚たちと怖い話で盛り 上がっていました。そのときAさんという同僚が こんな話をしました。 「ある夜中、もうそろそろ仕事を終え、会社に帰る途中の ことでした。20代半ばと見える女性が一人、 手を挙げていました。 「こんな時間に、こんな場所で何してたんだろう。」と 思いながらも、女性の住む家が会社への途中だったので 乗せてあげることにしました。ようやく女性の家に 着き、料金をもらおうとした時でした。なぜか女性の 目が真っ赤だったのです。怖くなったAさんは急いで 会社に戻りました。」 その話を聞いてから約1ヶ月後のことでした。ぼくの おじさんが、夜中にAさんの言っていた道を通った時の 事です。20代半ばと見える女性が、手を挙げていま した。ちょうど、おじさんも会社への途中だったので 乗せてあげることにしました。そのときおじさんは Aさんの話をまったく忘れていました。 ようやく女性の住む家に着いたとき、何故かおじさんは その女性の家の中が見たくなりました。「何考えてんだ おれは!」と思いながらも、気づいたときは女性の後を 追っていました。女性が家にはいると、おじさんは「や はり帰ろう」と思いましたがどうしても気になり、鍵穴 から覗いてみました。すると部屋の中が真っ赤だったの です。怖くなったおじさんは、急いでその場から立ち去 りました。後になり、何故部屋の中は真っ赤だったのだ ろうと思いました…。 (読んでいるあなたも考えてください。) 154 名前:ROM 投稿日:01/09/10 20:26 さて、みなさん。もう気づいたでしょうか? そうなんです!おじさんが覗いていた時、向こうからも 鍵穴を通して、女性がおじさんを見ていたのです。つまり おじさんが見た部屋というのは実は女性の目だったの です! (Aさんは言いましたよね。女性の目が赤かったと!) 怖かったでしょうか?感想待ってます☆ B! LINEへ送る - Part 8, 洒落怖