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二十歳までの恐怖体験

   

570二十歳までの恐怖体験 New! 2009/09/03(木) 12:00:16 ID:9G+m6Zs10

長文・駄文失礼します。
現在、20代半ば(会社員)の男です。
18から20歳頃の2年間に複数あった体験談をさせて頂きます。

皆さんも「20歳までに心霊体験をしたらその後も見続ける」という話をご存じかと思います。
高校を卒業して18歳を迎え、何となくそんな話があったなぁと
覚えていましたが、私自身、霊感なんてものは皆無だと感じていました。
体験のほとんどが実家での出来事ですので雰囲気を説明したいと思います。

実家は某田舎県の田舎町、県庁所在地から車で一時間ほど走った所で、
ベッドタウンとして発展しない農業・酪農主体の町でした。
その分、実家も土地が広く、建坪30の家に対して、庭は300坪ほどあり、
隣の家との距離もかなり間があります。向こう三件両隣も同じ名字で、
盆地になっており道路脇には小川が流れていて、その集落の人しか通らないような道路沿いにあります。
父方の祖母、父、母、兄が二人、私の6人がここに住んでいました。
正確には、祖母は父方の実家の母屋が裏に建っておりそこに一人で住んでいました。

私の体験と関係性は分からないですが、実家ではいろんなペットを幾度も
飼っていましたが、長兄(33)が生まれた頃から私が成人する頃ぐらいまで、
雄雌対で育てても確実に雌(女系)は幼くして死んでしまいました。
長兄はそっち系に敏感だったらしく、母親的に一番怖かったのは
「あのね、ぼくね、蛍光灯が頭に落ちて死んじゃったの」
と連呼してたころがあったらしいです。
それ以外は特に普通の一般家庭で、変な宗教もなく、よくある
祈祷師の家系だったとか、何とかの呪いの道具がなんて話は聞いたこともありましませんでした。

571二十歳までの恐怖体験 New! 2009/09/03(木) 12:01:00 ID:9G+m6Zs10

そろそろ本題の方へ
高校を卒業してデザイン系の専門学校に入学し、コンビニでアルバイトを
始めたのですが、そこで何人か友達ができました。
その中で1つ上の女性Kさん。Kはいつも塩を持ち歩いてるぐらいの
オカルト体質らしく、
「実家のおじいちゃんが肩からおりてくんないんだよねぇw」
なんて事を平気で言っていました。
見た目は、もう田舎のヤンキーねーちゃん丸出しで(でもなぜか可愛い)
「肩パンしよーぜw」(ジャンケンで負けた方の二の腕を殴りあう競技)とか
「腹筋を鍛えてるから殴って来い」などと女性らしさは欠けていました。
そんな怖い物知らずな感じのKでも霊的な物が見えることにすごい恐怖感が
あるらしく、見えそうになったら絶対に見ないようにするそうです。
「いるのが分かっても見えたら残るからイヤだ」らしいです。
その体質に影響されたのか、19歳になる少し前頃から金縛りを体験する様に
なりました。金縛りが一週間ほど続いていた頃イヤな汗もかきますし、
春先少し暖かくなってきた夜でしたので毛布を畳み、
ソファー(2人掛けの大きめの座椅子)の上に掛けて、掛け布団のみで
寝ました。2時間ほど寝入っていたのですが、やはり深夜寝静まった頃に、
ふと目が覚め動けない状態になりました。

572二十歳までの恐怖体験 New! 2009/09/03(木) 12:03:36 ID:9G+m6Zs10

恐怖心からいつも、寝付くまでぐっとこらえているのですが、
その日は、待てど寝付くことができないままこのまま朝を迎えるのでは?
と思えるほど長い時間、意識がはっきりしていました。
そんな時、ふいに足下からじわじわと犬ぐらいの重さが圧迫してきて
頭の所までくると、まるで人が布団の上に横になっている感覚がしました。
最初は、慌てたのですが、座椅子(座椅子の高さはベッドより若干高い)に
掛けてあった毛布が落ちたのだと思うようにしました。
布団越しですが、ちょうど毛布のような柔らかさや弾力があったのです。
意識もはっきりしていたのですが動けず、落ち着いた頃に(毛布だと思っていたので)
不意に髪の毛を焼いたときのような何とも言えない臭いがしました。
嗅いだことが無い方は、自分の髪の抜け毛をライターでも燃やしてもらうと分かると
思いますが、決していい臭いではないです。
恐怖心で眼をあけることはできなかったのですが、それよりも
「いるのが分かっても見えたら残るからイヤだ」と言われてたこともあり
見るのだけはイヤだと堪えていましたが、臭いと毛布の様な感覚からか、
「包帯で巻かれた細身の男が上に横たわっている」と錯覚しました。
今になると錯覚とも言えるのですが、その時はその存在に気づいてしまった事への
あまりの恐怖に「うわぁー」と声を上げながら布団を蹴飛ばしました。
すぐさま電気をつけ、落ち着くとやはり毛布はきちんと畳まれており、
部屋には異臭もしていませんでした。その後は普通にまたベッドで寝たと思います。 心霊体験とはほど遠いと思っていましたし、その時は、凄かったな~夢かな~としか 思っていなかったのですが、その後日から、そういった体験をするようになりました。
正直現在もトラウマになっている出来事も起きました。
その話はまた追って記述します。

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