観察
- 971 本当にあった怖い名無し sage New! 2006/02/23(木) 05:14:45 ID:UFrNhSyFO
- バイクの合宿で静岡に行った時に地元の奴に聞いた話。
そいつの友達にAと言う奴がいるらしく、ガキの頃近所の神社に虫獲りに行ったらしい。
その神社と言うのは、森の中にある物で、神主や社務所も無い小さな物だった。
神社の横には沼もあるため様々な生物が生息していたそうな。 - Aが沼のほとりでタガメでもいないかと網を振っていると神社に人影が。
- そこで、なんとなくAは近くの木の影に隠れたらしい。
- とくに意味は無かった。
- そこに居たのは若い女性二人。
境内の小さな神木の下で何かしているのが見えた。 - ふたりはロープを神木の枝の根元にくくりつけていた、ふたりで。
- そして何やら二人で抱き合っていた。
- Aは見つかるのを何故かとても恐れ、更に深く息を殺した。
- Aが見ていると女二人はペットで水を飲んだあとに首に縄をくくり始めた。
- 自殺!?Aは止めてみようか
と思ったが、自分に大人二人が説得出来る気がしないのでよした。と言うかこれ
から自ら死のうと言う人間と接触をしたくなかったのだ。 - ふたりはよくキャンプなんかに使う椅子に立ち、輪っかに首を入れた。
- 背を向け合いながら。
そして「せーのっ」と言って椅子を蹴飛ばした。 - Aは目を手で覆った。縄の締まる音が周りに響く。
しばらくしてAは、指の隙間から見た光景に腰を抜かしそうになった。 - 片方の女がぷらぷら揺れている相棒を凝視している。
- それも笑いながら…「すごい」などと呟いてもいたらしい。
2分ほど相棒の死体を眺めると、その女も椅子を飛ばして自殺した。Aは一時間
くらいそこにいた。 - ふと気が付き家に逃げ帰って親に報告した。
- 神奈川の女子高生だった。
現場行ってみるか?と言われたがやめておいた。