ホーム > 洒落怖 > Part 1-100 > Part 21-30 > Part 29 > 長い金縛り 2016/04/20 313 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/03/03 20:11 引っ越した前の家での話。 その日は妹が風邪で学校を休んでいました。 母がパートに出てる為、妹も本当にしんどそうだったので可哀相かなと思い、その日私はまっすぐ家に帰りました。 階段を上って2階の妹の部屋の襖を開けると、妹は 「お姉ちゃんだった・・・良かった、帰って来てくれて・・・・」 と起き上がりました。そっかやっぱり熱出てしんどいんだな、と思ってたら、 「今、金縛りにあってた」 ボソッと妹は呟きました。 「ちょうど40分たったよ。目は動かせるから金縛りになってからずっと時計は見てたんだけど、全然動けなかった・・・」 「まじで?40分もずーっと?」 「それがさ・・・頭も動かせないから見れないんだけど、枕の端に女の子が座ってるって気がしたんだよ。 お姉ちゃんが階段上ってくる音がしたら、スッと立ち上がっていなくなったけど。 見てないのになぜか三つ編みしてて顔が真っ白で、目しか無いってわかったの」 淡々と言うので熱のせいでヤバくなってんのかと思った私は、 「恐いよ!しかもなに?目しかないって」 と妹に聞きました。すると妹は、 「鼻も口も無かったの」 そう言ったまさにその時、天井がバシーッと鳴りました。 あの時は家を飛び出したいくらい恐かった。 でもその話をした後で妹はスヤスヤ寝てました。 B! LINEへ送る - Part 29, 洒落怖