厄落としの意味で書かせてくれ
自分はよく寝る子供で学校から帰ってからすぐに昼寝をしていた
自宅は団地の一階で窓を開けて日向で猫のように丸くなりながら寝るのが好きだった
そんな時、毎日ではないがたびたび見知らぬおばさんに起こされた
声が聞こえてうるさいなぁと目を覚ますとと見知らぬおばさんが窓の外から話しかけていた
こちらは目覚めたての働かない頭で、話し続けるおばさんのよく動く口を見ながら
内容も分からないまま、「はい。はい。」と生返事をしていた
おばさんは自分の気が済むと手を振りながら帰っていった
ある日、目が覚めるとおばさんがいた
いつも通り話を聞いてあげると帰っていった
しぱしぱする目を何度も瞬かせているうちに異変に気付いた
そこは自分の部屋ではなかった
その内、思い出してきた
自分はその日、友達の家に遊びに来ていてそこで眠ってしまった
友達とその家族はそのまま寝かせておいてくれたのだった
そこまでは分かる
問題は僕が寝ていた友達の家の部屋は2階だったってこと
それから昼寝をしなくなった
こっからが本題
自分はこの話を誰にもしたことがなかった
理由は簡単、馬鹿にされるか心配されるか、どちらにしても自分には都合が悪いからだ
先日、家に帰ると5歳になる娘が耳打ちで教えてくれた
「パパにしらないおばさんがよろしくって言ってたよ」
心当たりがない
5歳だが女の子なのでいらぬ詮索をしているのだろうと笑って詳しい話を聞くと
昼寝をしていたら窓の外に立っているおばさんが話しかけてきたらしい
なんだか難しい話をしているのか全く聞き取れないのだが最後に言った
「お父さんによろしく」だけ聞き取れたのだそうだ
無論、娘にもおばさんの話をしたことはない
自分はよく寝る子供で学校から帰ってからすぐに昼寝をしていた
自宅は団地の一階で窓を開けて日向で猫のように丸くなりながら寝るのが好きだった
そんな時、毎日ではないがたびたび見知らぬおばさんに起こされた
声が聞こえてうるさいなぁと目を覚ますとと見知らぬおばさんが窓の外から話しかけていた
こちらは目覚めたての働かない頭で、話し続けるおばさんのよく動く口を見ながら
内容も分からないまま、「はい。はい。」と生返事をしていた
おばさんは自分の気が済むと手を振りながら帰っていった
ある日、目が覚めるとおばさんがいた
いつも通り話を聞いてあげると帰っていった
しぱしぱする目を何度も瞬かせているうちに異変に気付いた
そこは自分の部屋ではなかった
その内、思い出してきた
自分はその日、友達の家に遊びに来ていてそこで眠ってしまった
友達とその家族はそのまま寝かせておいてくれたのだった
そこまでは分かる
問題は僕が寝ていた友達の家の部屋は2階だったってこと
それから昼寝をしなくなった
こっからが本題
自分はこの話を誰にもしたことがなかった
理由は簡単、馬鹿にされるか心配されるか、どちらにしても自分には都合が悪いからだ
先日、家に帰ると5歳になる娘が耳打ちで教えてくれた
「パパにしらないおばさんがよろしくって言ってたよ」
心当たりがない
5歳だが女の子なのでいらぬ詮索をしているのだろうと笑って詳しい話を聞くと
昼寝をしていたら窓の外に立っているおばさんが話しかけてきたらしい
なんだか難しい話をしているのか全く聞き取れないのだが最後に言った
「お父さんによろしく」だけ聞き取れたのだそうだ
無論、娘にもおばさんの話をしたことはない